チャーリーはモニカに体を寄せ、ゆっくりと太ももの内側を撫で始めた。モニカはそれを受けてぶるっと体を震わせた。だが、チャーリーは決してアソコには手を近づけない。
リチャードは、チャーリーが愛撫を始めると、タバコを取り出し、口に咥えた。
その間、モニカは掃除のことを考えていた。明日は、ジェフが帰ってきた時、何も気づかないように部屋をきれいに掃除しなければと。
リチャードはいったんその場を離れ、ベッドの後方に椅子を持ってきて、座った。チャーリーがモニカに少し脚を開かせるのを見て、彼は自分に見せようとしてると分かり、微笑んだ。
「そう、そんな感じ。もうちょっとだけ広げられるかな? 俺がプレーしてる間、リチャードによく見てもらえるようにね?……」
モニカは顔を紅潮させながら、頭をもたげ、ベッドの裾の方を見た。開いた脚の向こう、リチャードが座って、こっちを見てニヤニヤしてるのが見えた。
「リチャード、あなた……」と言いかけたが、今はチャーリーが主導権を持っているのを思い出し、チャーリーに問いかけた。「……リチャードは見るつもりなの?」
モニカは、今はチャーリーが中心人物なのであり、彼がすべてを決めるのだろうというのは分かっていたが、ふたりがどんなことを計画しているのか、まったく知らなかった。
チャーリーは明るい笑顔で答えた。
「ああ、そうだよ。リチャードに見せてあげるつもりだ。でも、彼はすでに君の裸を見ているだろ? だから、見せてあげても構わないんじゃないかな?」
「そうね……だったら構わないかも……」
モニカは優しくつぶやき、その後、チャーリーに指示されたとおりに、脚を広げ、ふたりの男に秘密の部分を露わにした。
露わになったモニカの陰部に目を落としつつ、チャーリーも優しい声で囁いた。
「多分、君のソコは俺が見たことがあるうちでも一番美しいモノじゃないかと思うよ」
その声には、ほとんど美をあがめる雰囲気すら籠っていた。チャーリーは、ズボンの上から自分の盛り上がった股間を撫でながら、モニカに囁き続けた。
「じゃあ、今度は、そこの唇を自分で広げてくれないか? もっとよく見たいんだ」
デートか何かで、モニカとふたりっきりでいて、セックスへと誘惑する過程だったら、このようなことを頼むことはなかっただろうとチャーリーは思った。少なくとも1度は体を重ねた後で、互いのことをもっとよく知り合った後でなければ、こういうことは頼んだりしない。だが、今は、この場にリチャードがいるのだ。むしろ、リチャードという観客がいることで、大胆になっていさえした。
それはモニカも同じだったかもしれない。ためらいつつも、両手を股間に持っていき、恥ずかしそうに、そこの唇を左右にゆっくりと少しだけ広げた。
またも彼女は顔を真っ赤にさせた。これをチャーリーのためにして見せていることも恥ずかしかったが、リチャードの見ている前でしていることも同じくらい恥ずかしかった。
すでにモニカの心の中では、リチャードは愛人という立場から、他の男性との行為を見る観客へと変わっていた。もはや、彼に感じていた、特別に親密な男性という感情は消えていた。
「もっと広げてくれる? もっとよく見たいんだ」
モニカは言われたとおりにした。チャーリーはそこの部分を見つめながら舌なめずりした。
「ああ、すごい! やっぱり思った通りだよ。これは、完璧に美しい! 間違いようがないよ。俺が見たなかで一番美しい逸品だ!」
そのお世辞に応えるかのように、モニカはさらに広げようと左右に引っ張ったが、それは無駄だった。
「もうそれ以上は無理だよ。それだけ小さくて締まりが良い穴だということ。最初にそこを破ったのが俺じゃなかったなんて、本当に残念だ。でも、それだけ小さいところを見ると、俺でも、ある意味、君の処女をいただくことになるかもしれないね。これを見てごらん」
チャーリーは横たわるモニカのすぐ近くに立ち、ベルトを緩め、ズボンを降ろし始めた。リチャードは目を見張り、モニカはハッと息を飲んだ。
それは、すでにトランクスの前窓から外に出ており、にょっきりと突き立っていた。まさに巨大と言える代物だった。リチャードのそれより5センチは長いし、太さも上回っていた。先端の大きなコブのような亀頭は、真っ赤になっていて、怒り狂っているように見えた。
モニカは恐怖と興奮が入り混じった目でそれを見つめた。頭の中で計算をしていた。……ジェフは多分13センチくらいで、リチャードは16センチくらい。でも、この人のは20センチ以上はあるかもしれない!……
リチャードはたばこに火をつけたが、その手は震えていた。チャーリーがモニカに話しかける声が聞こえた。
「心配しなくて大丈夫だよ、モニカ。怖がってる目で見ているようだけど、大丈夫」
そう言ってチャーリーはトランクスを脱ぎ、蹴るようにして脇によけ、モニカとリチャードの前に直立した。完全に素っ裸で仁王立ちしている。そのそびえ立つペニスを、リチャードとモニカのどちらがより熱心に見つめていたのか、それを答えるのは難しいだろう。
チャーリーはペニスを握り、何回かしごいてみせた。しごくたびに、亀頭を半分覆う包皮が剥けては元に戻るのを繰り返した。
「で、俺が知ってるところだと、君とヤル男は俺が3人目になるんだよね?」
「2人目だわ」とモニカは素早く答えた。
チャーリーは顔をしかめて、リチャードの方を見た。「2人目?」
「ええ。夫とは愛し合ったの。そして……」 モニカはちょっとためらったが、「そして、リチャードとはヤッたの」
「ああ、そういうことか」とチャーリーは笑った。「そういうことなら、それに合わせてあげるよ。俺の前には、君がヤッた男はひとりだけ。君が愛し合った男はひとりだけ。じゃあ、よく『3回目はヤミツキになる』と言われるけど、それはどうかな? 愛し合うにせよ、ヤルにせよ、どっちにしても俺とのが最高ってことになると思うよ」
「最高かどうかは分からないけど……」とモニカはチャーリーが見せびらかしているペニスを見つめながら答えた。「でも、あなたのが一番大きいわね」
チャーリーはモニカが恐怖を感じているのを見た。
「優しくするから大丈夫だよ。コレを何とか中に入れたら、すぐに、君は慣れるようになるから。その後は、コレを愛するようになるかもしれない。たいていの女はそうなったしね。俺の知ってる女たちは皆、コレが欲しいっておねだりするようになるんだ」
チャーリーはそう言いながら、もう一回、しごいたが、その拍子にプレカムが出て、とろりと一筋の糸になってモニカの左脚のすねに垂れた。
「あっ、ごめん。標的を間違えたようだ」 とチャーリーは笑った。それから、ズボンを拾い上げ、ポケットの中からコンドームを取り出し、包みを開けようとした。
「その必要はないよ、チャーリー」とリチャードは笑った。「言い忘れていたが、彼女は妊娠しているんだ!」
嬉しい話を聞いて、チャーリーはくすくす笑い、コンドームをポケットに戻した。「それはいい! 生肌でヤル方がずっといいからな。それに、ゴムを装着するのが大嫌いなんだ。俺にはきつすぎるんだよ!」
「まあ、そうだろうな」とリチャードはチャーリーの勃起を見つめながら答えた。
「ただ、ひとつだけ楽しんでることがあって、それは、ゴムをつけなくちゃいけない時に、女にゴムをつけさせることなんだ。さっきのゴム、包みを破いてしまったから、遊びで彼女につけさせるのも面白いかもな、アハハ」
この時も、モニカとチャーリーの関係はリチャードを介してだった。ふたりの男はモニカをモノとみなしたような会話をしていた。チャーリーは、そういう会話をしてモニカがどう思うかを知っていたが、今はこれでも構わないと思っていた。時間が経てばいずれ、モニカともっと気持の上でつながるようになるだろうと踏んでいたからだった。