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弱みにつけ込む上司 (26) 


モニカはオーガズムに達したが、チャーリーはまだ達していない。彼は悠々とした動きで彼女を刺激し続けていた。

ジェフはモニカが喘ぎ続けるのを聞いていた。おそらく30秒くらい経った後だろう。ジェフは不思議そうな声で語り掛けた。

「うわー、モニカ! 君がイクって言ったり、こんなにあえぐ声を聞くのは初めてだよ! 僕と同じくらい、これを楽しんでるのかな?」

ジェフの声は、チャーリーとリチャードにも聞こえていた。ふたりは、ジェフの言葉を聞いて、同時にニヤリと笑った。それを見て、モニカはちょっと顔をしかめ、「いやっ! そんな顔しないで」と言わんばかりに頭を左右に振った。

モニカは、たとえ声だけにせよ愛する夫がこの行為に関わることが、イヤだった。できればすぐに消えてほしいと思った。

いま、自分は他の男の一物を入れられている。夫の上司は、まだ、おちんちんを握って、胸の近くでぶらぶらさせている。しかも、その男が放った精液で、胸の辺りがドロドロにされている。このような姿で愛する夫の声を聞くのが、辛い。

「ええ、ジェフ。とてもいいわ。でも、もうそろそろ電話を切らなくちゃ……交換の人が出てくる前に……」

「交換は出てこないよ。これ、コレクトコールだから」

「ああ、そうね。そうだわね。コインを入れなくても話し続けられるのね……」

その間、リチャードはバスルームに行き、トイレットペーパーを1メートルくらい取って、戻ってきた。そして、少しおどおどした手つきで、まずは、モニカの肩にかかった自分の精液をぬぐい始めた。肩にかかったものが垂れ流れ始めていたからである。

体を拭かれながら、モニカはチャーリーの瞳を見つめた。チャーリーは笑顔で彼女を見下ろした。

「僕がいない間、どれだけ寂しかったか、教えてくれる? 聞きたいんだ」

「バカねぇ! あなた、今朝出発したばかりじゃないの」

「分かってるよ。でも、僕たち、明日の夜遅くまで、会えないわけだろ?」

チャーリーは、リチャードが丹念にモニカの体を拭くのを見て、相変わらずニヤニヤしていた。明らかに、チャーリーは、モニカとの間にリチャードが割り込んで、彼女の体に射精したことを気にしていない様子だった。

モニカは電話口に向かってクスクス笑った。「うふふ。でも、あなた、さっきとても激しくイッたみたいだったから、あたしに会うまでは我慢できるんじゃない?」

電話の向こう、ジェフがちょっと恥ずかしそうな声になって言った。「ああ、モニカ。本当にすごかったよ。僕が噴射するところ、君に見せてあげたかったよ。腹の辺り、一面にかかったんだから」

「うふふ。はい、はい! でも、もう切らなくちゃ。これ、あたしの親に請求が行くから、無駄遣いできないわ」

「そうだね。おやすみ、モニカ。愛しているよ」

「あたしも愛してるわ、ジェフ。体をちゃんときれいに拭くのよ!」

モニカは夫と話しながら、咎める目つきでリチャードを見ていた。彼は、またバスルームに行き、さらにティッシュ―を持ってきて、今は右側の乳房から精液をぬぐっているところだった。それが終わっても、左側の乳房がまだ残っている。

「ああ、そうするよ、モニカ。じゃあ、おやすみ!」 

ようやく電話が切れた。多分、通話時間は3分ちょっとだっただろう。受話器を戻した後も、モニカはただ仰向けになっていることしかできなかった。まだ射精に至っていない大きな勃起が、いまだ、狭い陰部に入れられたままでいる。痛みはまったく感じなくなっていたが、充満感はすごく、いまだに中を広げられているのを感じる。ただ、それは、先に感じたオーガズムの余韻に浸るのには最適だった。3人が同時に達成したオーガズム。電話でのセックスで達した夫と、禁断のペニスによって達した自分と、その自分を見て達した夫の上司の3人。だが、あと一人はいまだ達していなかった。

「そっちのおっぱいを拭くには、もっと紙がいるな」

リチャードはそう言って、またもバスルームへ向かった。モニカはチャーリーの目を見上げ、小声で言った。「できればしばらくふたりっきりになりたいわ」

「なんでだ?」

「その方がもっとロマンチックだもの」

ちょうどその時、リチャードが戻って来たので、チャーリーは言葉で返事することはできなかった。その代わりに、笑顔になって、頷いて見せた。

チャーリーが余裕のある動きで出し入れを始めるのに合わせて、リチャードも再びモニカの体を拭き始めた。左側の乳房である。もちろん、単にぬぐい取るだけではなく、時々、寄り道をしてモニカの乳房を揉んだり、乳首をいじったりもした。

ようやくリチャードがぬぐい取るのを終えると、チャーリーは体を傾け、モニカに覆いかぶさった。

「お前、本当にいい女だぜ」 

彼はそうモニカの耳に息を吐きかけるようにして囁き、やがて本格的に動き始めた。モニカはついさっきオーガズムに達したばかりであったが、早くも次の絶頂に向かって登り始めた。

リチャードがベッドの裾へと移動したのを見て、モニカは再び両脚を持ち上げ、チャーリーの腰に絡みつけた。こうすれば、自分がチャーリーによってどれだけアソコを広げられているか、リチャードによく見えるだろうと知ってのことだった。


ひとしきり力強い抜き差しが繰り返され、モニカはまたもオーガズムに達した。チャーリーは、今回も、射精を我慢しモニカを翻弄しようと思っていた。だが、思いのほか強い締めつけに会う。女に慣れているチャーリーではあったが、モニカの締め付けに堪えきることはできなかった。快感に導かれるまま、一気にスパートをかけ、そのまま射精に至ったのだった。

もちろん、生のままの射精だった。内部での噴出は、当然モニカにも伝わり、彼女はひときわ甲高い声を出して絶頂を告げた。というより、少し前からモニカは連続オーガズムの状態に入っていたようだった。

チャーリーは射精をした後も、挿入を続けたままでモニカを抱きしめていた。ピッチは遅くなったものの、ずっと出し入れを続けていた。今は、再び、ゆったりとした動きに戻っている。

その機会をとらえてリチャードは、ふたりのもとに戻ってきて、モニカに話しかけた。

「さっきの電話で、ジェフは、本当にお前がイッたと思ったのか?」

モニカは迷惑そうに顔をしかめた。「あたしがひとりだったら、あんな短い時間だもの。イクわけないわ。でも、ジェフはあたしが自分でするのを見たことがなかったから、彼は、多分、あたしがやり方を知ってると思っただけだと思う。だから、ジェフはあたしがイッたと思ったはずよ」

「でも、ジェフはお前をイカせたこともなければ、お前がイクところを見たこともないんだろ?」

「ええ、一度も」とモニカは頭を振った。

「なんか変だな」

「ええ、でも、本当にイッちゃったの。夫がイクのを聞きながら、あたしもイッたの。同時に……」 とモニカは、いまだゆっくりと動いてるチャーリーを見上げて、微笑んだ。「……同時に、この人の素晴らしいおちんちんでイカされてしまったんだもの」

リチャードは頷き、悲しそうな顔をして目をそむけた。「ああ、チャーリーの素晴らしいちんぽでな」

モニカは、リチャードが嫉妬を感じてるのを察知し、声に出さず笑った。チャーリーはモニカが笑ったのを体の振動で感じ、彼女を見下ろしながら微笑んだ。……モニカはリチャードに歯向かっているみたいだな。というか、見下してるのかも。これは面白くなってきたぞ。

チャーリーが面白く思うことはもうひとつあった。それは、リチャードのペニスを見て、自分の方がはるかに大きいことを知ったことだった。

ただ、チャーリーの思いは、リチャードの思いとは少し異なっていた。リチャードの方は、モニカとセックスをし、ジェフよりも先にモニカを絶頂に導いたことを誇りに、ジェフを見下す傾向があった。だが、チャーリーの方は、一種、ジェフに対して尊敬の気持ちを持っていた。ジェフという男の妻と今こうしてセックスしているわけだが、ジェフ本人には一度も会っていない。ただ、ジェフがこの女と結婚したということは、ジェフは、彼女を惹きつけ、幸せにすることができる能力がある男であることは間違いない。しかも、近々、子供も生まれると言う。そのジェフという男の子供だ。それはそれで、大した男と言えるかもしれない。

**********

それからすでに1時間以上はすぎていた。チャーリーはさらにもう1回、モニカに中出ししていた。その後、ふたりはひと休みしたが、それも束の間で、すでに再び体を絡ませている。今は、モニカは仰向けで、チャーリーは彼女の上に四つん這いになる姿勢でいる。ペニスが長いおかげで、別に彼女ののしかからずとも、この姿勢で充分深々と貫くことができる。リチャードはと言うと、相変わらず素っ裸のまま、ベッドの裾の床の上、正座する姿勢でふたりの結合の様子を見つめていた。

いつの間にか、チャーリーは、かなり下品な言葉遣いでモニカに話すようになっていた。

「やればやるほど、俺のちんぽが好きになってきてるだろ? 違うか? これだけは言っておくが、俺が帰った後、俺のコイツが欲しくて淋しくなるはずだぜ? シカゴに来る時は、到着と同時に俺とできるように、前もってウォーム・アップしておくといいぞ。どんなに忙しくても、すぐにしっかりハメてやるから、その点は心配するな」

「うん、そうする……」 モニカはそう言い、さらに自分から、こう付け加えた。「でも、あたしがシカゴに引っ越すまで待たなくてもいいのよ。いつでも好きな時にあたしに会いに来ていいわ。主人がいない時に限るけど……」

それには、リチャードが補足した。「その点は俺に任せておけ」

この夜、モニカは自分自身について新たに発見したことがあった。それは、チャーリーにイヤラしいことを言われると、自分はかえって興奮してしまうということだった。

「ああ、チャーリー、また来たみたい!」

チャーリーに話しかけられながら、新たな疼きが下腹部から広がってくるのを感じ、モニカは前もって彼に知らせた。彼に伝えたという安心感からか、その後は快感に没頭し、オーガズムへと突入した。大きな声でうめき、両脚を高々と掲げた。

初めての時には、巨大なチャーリーの一物をなかなか相手できな、かったが、もはや今は、その様子はまったく見られない。両足のかかとを彼の尻肉に食い込ませるようにして押さえつけ、彼をさらにより深くへと自ら導く。

最初からリチャードがいて、行為を見続けていたからかもしれないが、モニカはすでに控えめになったり羞恥の気持ちを表すことはなくなっていた。恥ずかしがっても、最後には淫らな姿を露わにさせてしまうのだ。だったら、最初から、すっかり気持ちを解放してしまっても同じなのだ。

モニカは何の抑制もせず、動きたいように動き、叫びたいように叫んだ。そして、むしろ、そのように心を解放したことにより、オーガズムを迎えるたびに、より深い官能を味わえるようになっていた。

この夜、何度目かのオーガズムがようやく終わる。モニカは全身から力が抜けるのを感じた。心地よい気だるさ。両手、両足をだらりとさせ、はしたないと思われることも構わず大の字になった。

股間のあそこ、その下のお尻、そしてベッド。そのいずれもがドロドロになっているのを感じた。モニカ自身が出した体液と、チャーリーが出した樹液が混ざって、びしょびしょになっているのを感じた。

とは言え、今回は、チャーリーはまだ射精をしていない。びっくりするような激しいイキ方をしたモニカを見て、しばし、ゆっくりとした動きをして、モニカの様子を観察している様子だった。


[2019/09/12] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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