Workout 「ワークアウト」
「アレックス、何もかも、想定した通りに順調にいってるわよ。あなたがあたしのところに来た時に言ったけれど、あのままだったら、良くなる前に、ずっと悪化していたはずだったんだから」
「ああ、分かってるよ。理解してる。本当だよ。ただ……ちょっと……このウェアが……」
「普通の運動用のウェアだわ。ジムにいる他の人も、みんな、似たようなウェアを着てるんじゃない?」
「分かってるけど、でも。こういうの着てるの、みんな女だよ?」
「だから? そのウェア、あなたは気に入ってるとばかり思っていたわ。それに前にも言ったけど、あたしは、このジムでしかあなたのトレーニングはしないわ。ここは居心地がいいんだもの。だから、気に入らなかったら、別に……」
「いや、いいんだ。そういう意味じゃないんだ。ボクはいいんだよ。ただ、分かるかなあ、この部分の余分な脂肪を何とかしたいと思ってるんだよ。この胸のところをもうちょっと引き締められたら、こんなサポートのウェアを着なくても済むんじゃないかって」
「そこは、今、トレーニングしているところよ、アレックス。話は変わるけど、最近、あなた、ずいぶん周りからお世辞を言われるようになったって言ってなかった?」
「分からない。アレをお世辞と言うのかなあ。でも、男たちに言い寄られるのって、すごくキモイってのは言えるよ。こんなにたくさんゲイの男たちがいるなんて、知らなかった。それに、彼らが、こんなに積極的だってのも、全然、予想してなかったよ」
「素敵なカラダになると、そういうこともあるの。ちょっとした代償ね。それはすぐに慣れるはずよ」
「慣れっこになりたいとも思わないけど。ボクはゲイじゃないからね、ヘザー」
「やってもいないのに、拒絶するのはダメ。これは全行程の一部なの。単なるワークアウトじゃないの。ライフスタイルの改善も狙ってるの。重要なのは、新しいことに挑戦すること。人生を楽しむこと。だから、そいう男の人の誰かとデートしてみたら? どうなるかなんて分からないわよ。楽しいって思うかもしれないじゃない?」
「あ、ああ。そうだね。そんなこともあり得るってみたいな口ぶりだね?」
「やってみたら、びっくりするかもよ。さあ、ワークアウトを始めましょう!」
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