モニカがトイレに行きたがっているのを知りつつも、チャーリーは、できるだけ長く、彼女の吸い付くように締め付けてくる極上の蜜壺の感触を味わいたいと、彼女にかまわず出し入れを続けた。深々と全長を埋め込んだかと思うと、時々、腰を左右に動かし、側面をえぐる動きも加えた。その度に、モニカは驚いたように、淫らな声を上げ、チャーリーを喜ばせた。彼のペニスが長いせいか、斜めに突く動きをすると、モニカの内部でペニスが曲がり、新鮮な刺激を彼女にもたらす結果になるからである。
やがて、その時が近づく。
「いくぞ、モニカ! 無駄になる子種液だが、もう一発、たっぷりご馳走してやる!」
チャーリーのペニスがひときわ硬直を増し、彼はモニカに深々と突き入れた。長大なペニスのすべてがモニカの膣壁と擦りあう。ふたりの恥骨すらぐりぐりと擦りあっていた。
「あたしも! あたしもいく!」
疲れ切って、もうこれ以上、オーガズムは無理と思っていたモニカだったが、そんなことはなかった。いともたやすく、絶頂を迎えたのだった。しかも、これまでよりも大きな絶頂。達する度に、到達する高みが高くなっていく。
その時も、もちろん、リチャードは見逃さなかった。元々、極太のチャーリーのペニスがさらに大きく膨らみ、太さを増すのを見ていた。それが、あの可憐なモニカの陰部を最大限に広げている。チャーリーが射精した瞬間も、しっかりと確認できた。睾丸から陰茎の根元にかけて、尿道を覆う部分にあたる皮膚が一定間隔を置いて繰り返し隆起するのを見たからだ。この瞬間、あの内部では射精の痙攣に合わせて、多量の白濁がモニカの子宮に注ぎ込まれているのだろう。
チャーリーは動物が吠えるような声を上げていた。そんな声すら、多分モニカには甘美な声に聞こえているに違いない。断末魔の悲痛な叫びとも、歓喜に打ち震える叫びともとれる声を上げて、それを受け止めている。
すでに2回射精していたにも関わらず、チャーリーの射精は長時間続いた。今この瞬間、すでにモニカの子宮の中に芽生えているはずの新しい命は、チャーリーの放った白濁をこれでもかと言わんばかりに浴びせかけているのだろう。丸々と肥えた彼のペニスはいつまでも萎えることなどないように思えた。
モニカの悶え声は、すぐに小さくなっていった。しかし、これはオーガズムが小さかったわけでは決してない。むしろ、今回のオーガズムはそれまでで最高だったのだ。だが、いかんせん、彼女は疲れ切っていて、声すら出せなくなっていたのだった。
ようやく、最後に近づいてきたチャーリーは、最後の一滴まで絞り出しつつも、モニカに顔を寄せ、ふたりは再びキスを始めた。熱のこもったキスだった。
ふたりが情熱的にキスをするのは、これが初めてではない。だが、今回は、ふたりとも絶頂を迎え終えたところでもあり、優しく、愛情がこもった、ゆっくりとしたキスになっていた。ふたりとも、こうして体を重ねあうことができるのは、今日が最初で最後になると思っているようなキスだった。
リチャードはふたりの様子を見たり、声を聞きながら、相変わらず勃起を撫でていた。だが、今回のでは、彼自身は射精していない。チャーリーが帰って行った後にモニカを相手にするときのために取っておこうと思っていたからだった。
「ああ、モニカ、すごくよかったよ」
「あなたもよ、チャーリー。すごくよかった」
モニカは、この男性が好ましいと思った。愛とまでは言えないけれど、抱かれていて心地よい男なのは言える。たとえ、脚の間に入っているアレが、リチャードのより小さくとも、自分はこの男性が好ましいと思ったのではないかと思った。女を扱う術が優れているし、もし、リチャードがこの場にいて自分たちの行為を見るのでなかったら、チャーリーは、ずっともっとロマンティックに自分を扱ってくれたはずだと直感した。
生でセックスすることの長所は、セックス自体ではなく、その後の余韻の時間にある。チャーリーは射精した後もモニカの中に入れたままでいた。最良のオーガズムを得た後の女性を見れば、どんな男も心を掴まれるものである。チャーリーは、深々と挿入を続けたままでいたし、キスを続けていたせいもあってほとんど勃起は萎えていなかった。
行為の前のクンニリングスや愛撫を別にしても、チャーリーはすでに、2時間12分、モニカの中に入っていた。リチャードの記録を10分、上回っていた。モニカとつながっていた時間、および、彼女の淫らなバギナを堪能した時間を基準にすると、このふたりを上位2位である。3位は夫のジェフだが、メダルは取れても、記録的には遥か遠く、及ばない。
彼女の穴をどれだけほぐしたか、その過程で、性器同士でどれだけ摩擦を繰り返したかで言えば、もう、競争にすらならない。ましてや、彼女に与えたオーガズムの回数と強度についても同じで、競争にはならない。断トツはチャーリーであるし、2位はリチャードだ。ジェフがいる場所はないのが普通だが、出場者が3人である以上、仕方ない。彼は、2位には遥かかなたの第3位だった。
ただの3位ではない。そもそも、モニカを絶頂に至らせることができたかどうかを出場資格に据えれば、彼女の夫はそれすら達成できない、途中失格者にすぎなかった。
とは言え、モニカは、まだジェフを愛していた。愛の行為に入る前の前戯でも余韻の時の行為でも、どうしようもないほど未熟であっても、心の底から愛していた。モニカは思っていた。時間と経験だけの話し。いずれジェフも学んで、リチャードやチャーリーのようにあたしを扱えるようになってくれるはず。
余韻の時間は10分以上続いていた。知らぬ間に、モニカは抱いていたチャーリーの背中に両手の爪を立てていた。それと同時に、再び、両脚を持ち上げ、彼の胴体を包み込む姿勢になっていた。
「おい、おい……」とチャーリーは笑った。「俺、またすっかり勃起してるんだぜ? 今はやめた方が良いんじゃないか? さもないと、お前、いつまで経ってもトイレに行っておしっこできないことになるぞ」