チャーリーは横転して、ようやくモニカの体から離れた。巨大な亀頭がそこから抜ける時、モニカの陰唇はそれに吸い付いていたのか、ビンの栓が抜けるのに似た音がした。
ベッドの上、素っ裸のふたりが横たわっていた。チャーリーのペニスはいまだ固さを失っておらず、風にあおられる樹木のように前後に揺れていた。それを見たモニカは、横向きになり、恐る恐る、その丸太のような肉茎を握った。萎え始めているとはいえ、依然として、圧倒的な姿をしている。
モニカが握ったまま手を上方へ動かすと、先端から精液の大きな塊がドロッと出てきた。それを見たモニカは、ほとんど当然の行為と思っているかのように、ためらわずに顔を近づけ、先端を口に含み、出てきたものを飲み込んだ。さらに、もう一度ミルク絞りをし、長い肉筒の中に残っていたものを飲んだ。これはリチャードに教え込まれた行為だったが、彼女は習得したことをチャーリーにもして見せているのだった。
彼女は口唇愛撫はしないとリチャードに誓っていたが、それは夫との関係での話しと理解していた。今の相手はチャーリーなのだから構わないのだと。
「オーケー、ありがとう、モニカ。これで満足して帰られるぜ」 チャーリーは、モニカが再び仰向けになりぐったりする姿を見て笑った。チャーリーはベッドから降り、シーツの端を掴んで、ペニスをぬぐった。「俺も、さすがに出し切った感じだ。もう、シカゴに戻らなくちゃいけないからな」
チャーリーは小便をするためにトイレに行った。モニカもトイレに行きたかったのだが、疲れ切っていて、脚を広げたままぐったりとなっていた。目を閉じ、余韻に浸る。チャーリーがシーツでペニスをぬぐったところを思い出し、今日、洗濯したばかりのシーツだったわ、とぼんやり思った。
不思議なことに、チャーリーがシーツを汚したことが気にならなかった。もっと言えば、ジェフが帰ってきたら、このシーツを敷いたままのベッドに上がってきて、自分の隣に寝るのかも、と想像していた。それがどこかセクシーで、とても嬉しいことのようにも感じられた。もちろん、その前にちゃんと乾かさなければならないだろうけど。
でも、そういうことはやってはいけないとも分かっていた。何より、自分の体は汗まみれになっているし、チャーリーも汗をかいていた。このシーツはやっぱり付け替えなけばいけない。
チャーリーがトイレに行ったのを受けて、リチャードは、ベッドの横に来て、興味深そうに、モニカの体を見下ろしていた。モニカのあそこの部分がぱっくり口を開け、赤く腫れあがっている。こんな状態になるのも、さもありなんと思った。見ていたら、中からトロリと液が垂れ出てきた。このモニカの姿を見て、自分自身が数日前にモニカにしたことを思い出した。あの時も、最後はモニカをこういう姿にしたんだよな、俺も……と。
彼は激しく勃起していた。モニカのあそこがチャーリーの精液で充満しているし、チャーリーの後だと、自分は小さいとモニカは思うだろうとは思ったが、それでも、モニカを抱きたいと思った。この猛り狂ったものを彼女に突っ込み、ドロドロべたべたの中を突きまわし、モニカの悶え声を聞きながら、激しく撃ちだしてやりたいと。
その時、モニカは目を開けた。見ると、リチャードがすぐそばで、ペニスをゆっくり擦りながら、自分の濡れたアソコをじっと見つめているのに気がついた。最後にリチャードの存在を意識してから、ほぼ2時間は経っていて、その間、モニカははしたない姿を見せ続けていたわけであるが、この時になってようやく、彼女は恥ずかしいと感じ、素早く脚を閉じた。
モニカは、ゆっくりと体を起こし、ベッドから降り、トイレへと向かった。だが、、体に力が入らず、よろけそうになる。ちょうどその時、チャーリーがトイレから出てきて、倒れそうになったモニカを支えた。
「あ、ありがとう」とモニカは恥ずかしそうにうつむいた。そして、うつむいたときに、自分の股間から液が流れ出てるのを見て、思わず手で局部をおさえ流れ出るのを受け止めた。それが一層、彼女の恥ずかしさを強め、トイレへと急がせた。
倒れそうになるモニカをリチャードは助けなかった。彼はズボンを履くのに忙しく、モニカのことを気にしていなかったのだった。
モニカはトイレには入ったけれども、ドアを閉めなかった。チャーリーが出発しなければならないと言っていたのを思い出し、彼女は彼の方を振り返り、最後に一度だけと彼の持ち物を見つめたのだった。その後、彼の顔へ視線を向け、彼がそれを見ていたのを知り、恥ずかしそうに微笑んだ。そして、チャーリーのところにキスしに行く衝動を堪えつつ、静かにバスルームのドアを閉めたのだった。あそこから彼が出したものが流れるのを防ぎながらキスするのは、ぎこちないことになってしまうだろうと思ったから。
ドアを閉め、この数時間で初めてプライバシーを確保したモニカは、改めて鏡に映る自分の姿を見てみた。顔は赤らんでいて汗でテカテカになっていたし、髪の毛はべったりとして、一部顔に張り付いていた。胸の上まで鏡に映っていたが、胸元はピンク色になっていた。むしろ赤くなっていたと言った方が近いかもしれない。
便器に腰を降ろし、モニカは溜息をついた。……ああ、なんて夜だったの。あんなことをしたなんて自分でも信じられない。ましてリチャードが見てる前であんなことをしたなんて……。しかし、モニカは嬉しそうな顔をしていた。……でも、する価値のあったことだったのよ。ええ。夢のような素晴らしい愛の行為を経験したのよ……モニカは、チャーリーとの行為を愛の行為と見るようになっていた……それに、ジェフの出世の手助けもしたことになったし……。
すぐには小便は出てこなかった。何秒か待った後、ようやく出始める。出始めの小便が、今はすっかり敏感になっている小陰唇に触れるのを感じた。控えめに言っても大きすぎるといえるペニス。それにより2時間以上連続して信じられないほど痛め続けられたアソコ。トイレに小便が当たる音を聞きながら、チャーリーとのセックスを振り返り、モニカは自然と笑顔になっていた。
バスルームのドアの反対側では、事情はちょっと異なっていた。今夜の出来事はモニカにとっては非常に重大な出来事であったのだろうが、チャーリーにとっては、ただの、良いセックスにすぎなかった。いや、最高の顔と最高の体をした女との、最高のセックスだったかもしれないが、それでも、彼にとっては単なる肉体的な性交にすぎなかった。
チャーリーはにやりと笑いながらリチャードにウインクをした。「さっき彼女、俺のちんぽを見てたよな?」と、彼はリチャードに囁きかけた。
「ああ、俺も見逃さなかったよ。あんたが最初にベッド横に立った時の表情とは、えらい違いだったな。あの時は、モニカは怖がって、あんたの顔を見ることすらできずにいたのに」
「まあ、あの時に言っただろう? いったん俺とやったら、彼女はどんな男を相手にしても怖いものなしになるって。俺とお前しか知らないが、モニカは、こんな短い時間ですげえたくさん経験しちまったな」
思い出しただけで勃起してきたのか、まだ出きっていない精液が残ってるのを感じ、チャーリーはシーツを掴んで、もう一度、ペニスをぬぐった。
チャーリーは自分のペニスをリチャードが羨ましそうに見てるのを知っていて、よく見せられるようにと、わざと時間をかけた。尿道に残ってる精液を出すふりをして、包皮を引っ張り、亀頭を丸裸にした後、何度かしごき、その後、亀頭がほとんど隠れるまで包皮を戻す。一度小便をしていたにもかかわらず、わずかながら残っていた精液が鈴口から出てきた。
チャーリーはその先端部分をシーツでぬぐった後、ズボンを履きなおした。すでに萎えていたものの、この男の一物は確かに圧倒的だった。
チャーリーは身支度を終えると、リチャードのところに近寄った。リチャードは玄関ドアの近くにいた。モニカがいるバスルームからできるだけ離れた場所にいたかったからである。彼女には話し声を聞かれるわけにはいかなっかった。