Gender equality 「ジェンダー平等性」
「ほら、立って。この週末までに、これをマスターしてくれなきゃ困るんだから」
「ちょっと時間くれない? 本当に大変なんだから」
「えぇ? 逞しい大男が、ハイヒールで歩くこともできないって? なるほど、政府があなたたちをそういう身分にしたのも納得だわ。さあ、もう立ち上がって。あと、これ以上、泣き言は言わない」
「泣き言なんか言ってない。それに、あのホルモンのせいでボクが感情的になりやすくなってるのは分かってるだろ?」
「ほら、またそれ。ホルモン。ああ、ホルモンのせいで弱くなってる。ホルモンのせいで泣いてしまう。ホルモンのせいで感情的になってる。アンディは、ホルモンで泣き言を言ったりしないよ。まあ、アンディの場合は、リンダがあの法律が施行された後すぐに彼をリハビリ施設に送り込んだからだけど。施設は、男に行儀を教える方法を知ってるから。正直、あたしも、同じことをしようかと思っているところ」
「お願いだよ、ケイリー、やめて……」
「どうしたらやめてもらえるか分かってるでしょう? 最初から、性に関することばっかり。あとはお化粧。それに髪の毛。あなたは、このどのステップについてもいちいち抵抗してきている。寛大じゃない奥さんなら、2年は前にあなたをジェンダー平等局に通報してると思う。ほんと、あたしはあなたにすごく優しくしすぎているんだわ」
「ぼ、ボクはこれでも頑張ってるんだよ、ケイリー。ただ、これは全部ボクには難しすぎることばかりなんだよ。ぼ、ボクは分かってるよ、これは必要なことだって。ボクたちはこうなって仕方ないんだと。こうなった方が世の中にとって良いことだと。でも……でもね、分かっていても、簡単になるわけじゃないんだ。ボクは、20年分の時間を解くところから始めなくちゃいけないんだから……」
「分かってる。分かってる。もう何回も聞いたから。言い訳にはもう飽き飽き。結果が欲しいの。不平はいらないから結果があればいいの。さあ立って、少しは進歩してることを見せて。さもないと局に明日伺うって予約するわよ。さあ、ほら。どこまでできるようになったか見せなさい」
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