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便利屋 (4) [コロナ禍ストーリー] 


誰かの部屋を探すとすごく変なモノを見つけるものだ。ジョージは、大人のおもちゃのナイスなコレクションを持っていた。それに、リビングルームの天井の真ん中に、あのフックがあった。何のためのフックか、俺には分かる。ジョージ爺さんはセックスぶらんこ(参考)を持っているんだな。正直、それが何か理解するまでちょっと時間がかかってしまったが、これは間違いない。あのご婦人たちの何人かはここでぶらんこをして遊んでたんだろう。ぶらんこ(swing)乗りだから、スウィンガーたちだってか?

ジョージは同じカメラを4台も持っていた。ざっと調べたら、それぞれに面白そうな録画があった。後でじっくり調べてみなくちゃいけないな。興味をひいたのは、テレビのリモコンがあるのに、テレビがないということだった。そこで試しにリモコンの電源ボタンを押したら、ベッドの足側にあった絵が持ち上がり始めた。おい、こんなところにテレビが隠してあるのかよ。

画面にメニューが出てきて、USBのところが光ってる。これがジョージが最後に見たのに違いない。そこで、それを選択するボタンを押した。するとUSBドライブの中身が表示された。「LのBの日」というファイルがある。これかもしれない。頭文字がそれっぽい。

ジョージとジョンと他に男がふたり、ひとりの女を取り囲んでいた。4人で彼女をぶらんこに乗せようとしているようだ。やっぱり女はレスリーだった。おい、レスリーはすごくいい脚をしてるぞ。

ジョージがいったん画面の外に行って、灯がともったろうそくを持って戻ってきたおいおい、お前たち、俺のレスリーに何をするつもりだ? ジョージはろうそくを彼女に渡し、4人の男たちが一斉にハッピーバースデイーを歌い始めた。これって優しいことじゃないか。これは彼女の誕生会なんだな。だから「LのBの日」か。男たちが歌い終わるとレスリーは恥ずかしそうに笑って言った。「じゃあ、あそこにキスをして。そうしたら後でみんなにあたしのお誕生日のクリームパイ(参考)をごちそうするから」

男たちは彼女をそれぞれに順番に回し、それぞれ、彼女のあそこにねっとりとキスをした。それが終わるとジョージが本格的にクンニに取り掛かった。それを合図に他の3人も素早く彼女の誕生祝いの行為に着手した。左右の乳房にそれぞれひとりずつ、残るひとりがペニスを差し出し、咥えさせる。レスリーはときどき口からペニスを出しては「回して!」と叫んだ。そのたびに、男たちはぶらんこを回し、彼女は次の男の代物を咥えこむ。

これを20分くらい続けた後、レスリーは「ハメハメ・タイム」と叫んだ。最初のラッキーな男はジョンだった。彼女の脚の間に位置取り、ヌルリと挿入した後、出し入れを開始した。イクたびにフェラを中断し、うっとりとした顔を見せ、そしてまた咥え、吸い始める。その様子と表情と言ったら、本当にたまらない。

ちっ! 誰だよ、こんな時にドアをノックするのは?

ビデオを止める。

ズボンの中に息子をしまう。

ドアを開けると、そこにはヘレンが立っていた。「はい、何か?」

「ふと思ったんだけど、誰もあなたがここに来たことの歓迎会をしてなかったと思うの。だから、ワインでも持って行こうと思って」

「あ、ありがとう」 俺はビンを受け取り、できるだけ平静さを装って立っていた。俺がついさっきまで寝室で年配の女性が、おそらく親しい間柄である4人の男たちに回されているビデオを見ていたなんて思われないように。

「えーっと、あなたは目の前のご婦人を部屋の中に招いてくれないわけ?」

「あ、いえ。ちょっと待ってて」と俺は寝室へと駆けた。

テレビのスイッチを切る。

パソコンが置いてあるキャビネットを閉める。

「テレビを見ていたの?」 テレビを隠す絵が降りてる間に、ヘレンが部屋に入ってきた。とても何気ない様子だった。

「あ、ついさっき見つけたんですが……」 俺の顔から目を離さないで、ヘレン、顔から目を……。「ジョージはテクノロジー関係が好きだったみたいで……」 俺は足でおもちゃの引き出しを閉めた。ちょうどその時、電話が鳴り、新しいメッセージが来たことを告げた。

……ルーム135 シンクの目詰まり……

「シンクの修理をしに行かなくちゃ。よろしかったら、後で来てくれますか?」

「気にしないで。待ってるから。あたしには構わずに」

俺はルーム135に向かった。他人が見たら、俺はいつも勃起して歩き回ってると思うかもしれない。いま、俺の部屋にはヘレンがいて待っている。そして、俺は今からジャニスの部屋に行くのだ。なんてこった。

「今晩は。パイプ関係で困ったことがあると連絡を受けたんですが?」

「こっちなの」

ああ、俺はダメだな。ジャニスのとこのシンクには本当に水が溜まっていた。俺はイヤラシイ想像をしすぎだ。ここのご婦人たちは俺みたいな若い男には興味がないんだよ。幸い、バケツとプライヤーを持ってきてた。これはあまり時間がかからないだろう。シンクの下に潜り込み、押さえを外し、中を見た。詰まっているものがあったが、どう見ても変。こんなのが詰まるかなあ、普通? 俺はシンクの下から這い出た。

すると、そこにはなんと、ジャニスが裸で立っているじゃないか。「もうひとつ、直してほしい管があるように思うの」

彼女は俺の手を取った。俺が手を引っ込められると思うか? 俺はまるで鎖につながれた子犬のようにジャニスの寝室へと連れていかれた。中に入ると彼女は立ち止まって俺にキスをした。ジャニスがリード権を握ってるのは確かで、俺はなされるがままになることにした。というか、正直、頭の中がぼーっとしていたと言っていい。気がついたら、彼女の唇が俺のちんぽを覆っていた。その舌さばきはとんでもないエキスパートぶりで、背筋にビリビリ快感が走った。ジャニスは、自分が欲しいモノが何かを知ってるし、確実にそれを我が物にする。と同時に、相手を喜ばし、快感を与える方法も熟知しているのだ。

俺はそれまで、彼女くらいの歳の女はアソコがガバガバで、ヤッても刺激がないと思っていた。いやいや、俺は認識を改めなくちゃいけない。ジャニスのアソコは、突き入れるたびに甘く包み込んでくる。ジャニスは興奮してくるにつれて、俺の動きに合わせて腰をうねらせ始めた。そのため、ちょっと摩擦が減ったが、そんなことは相手の女の年齢に関係なく、よくあることだし。ともかく、ジャニスの表情、カラダのうねり、反応。彼女が俺との結合をすごく喜んでいるのが分かる。それを見てたら感極まって、俺はジャニスの中に思いっきり発射した。頭の中、花火が上がった。こんなふうに俺の世界がぐらぐら揺れたのは初めてだった。

ジャニスと並んで横になり、休んでいたら、頭にヘレンの顔が浮かんだ。あっ、そうだった。ヘレンが俺の部屋で待っているんだった。

「俺、戻らなくちゃ。くそっ、もっとこうしていたいんだが」

「いいのよ。これはただのサービス・コール。もう、あたしの水道管は元通りになったみたいだし」

「すごく、すごくよかったよ。またいいかな。何て言うか……」

「もう一度ヤルってこと?」

「うん」

「もちろんあたしもそう思ってるわ」

ジャニスは俺にチュッとキスをし、俺の尻をぴしゃりと叩いた。「まずは、うちのシンクを元通りにしてね」

俺はシンクに戻り、詰まっていたものを取り除いた。配管を元通りにして、テストしてみた。元通りになっている。その間、ジャニスは素っ裸のまま立って、俺を見ていた。俺が中出ししたモノが彼女の脚をツーっと伝って流れてた。くうーっ、その姿、何てセクシーなんだよ!

「サービスコール、ありがとうございました」

ジャニスの部屋を出て廊下を進んだ。ただのセックスだ。愛じゃない。頭の中、そう言う声が響き続けた。俺は、たった今、俺の倍以上の歳の人と、人生で最高のセックスをしたのだ。映画の『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』(参考)を観たことがある。バカバカしい映画だった。魅力的だけどバカバカしかった。ジャニスは俺のモードなのか?

部屋に戻ると、ワインのボトルがコーヒーテーブルの上に置いてあったが、ヘレンの姿はなかった。うわー、俺はいったい何をしてるんだ。でも、ともかく、まずはシャワーを浴びなくてはいけない。シャツを頭から脱ぎながら寝室に入った。

「ちょっと先回りしすぎって思わないでね」

うわっ、ヘレンが俺のベッドで横になってる。

「す、すまない」と俺はシャツを元に戻し始めた。

「あら、あら、いいの、いいの。あんたが脱ぎ始めたわけでしょ?」 ヘレンはストリップクラブの女みたいな口調に変わっていた。



[2020/06/08] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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