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Wイェックス:妊娠 (9) 


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僕は家にいて、腰を下ろし、新しい免許証を何度もひっくり返して見比べていた。一方の面には昔の自分が出ている。タイラー・レジナルド・ジョンソン。29歳。178センチ。84キロ。ブロンド髪。瞳は青。もう一方の面には、新しい自分。アンバー・メアリ・ジョンソン。29歳。178センチ。84キロ。ブロンド髪。瞳は青。いまだ、現実とは思えない。

再び、胸の位置を整えた。どう見てもトリプルD(参考)よりも大きいのだけど、いま身に着けているブラはそのサイズだ。購入したサマードレス(参考)はローカット(参考)で、胸の谷間がかなり見える。そして、僕は、胸の肌をこんなに露出させることにいまだ慣れきっていない状態だった。

ただ、露出したデザインの方が涼しいのは確かだった。これまで一度も考えたことがなかったのだけど、乳房の皮膚部分を寄せ付けていると、かなりの熱が発せられるのだった。実際に乳房を持つまで、知らなかった。

ほんの些細なことでも、あらゆることが慣れるのに時間がかかった。化粧をした時の顔面の皮膚感覚から、乳房の重さによりブラのストラップが肩に食い込む感覚、さらに、スカートが腰とお尻を包み込む感じである一方、何と言われてるのか知らないけど、スカートの中、脚の部分は裸でいるような奇妙な感覚に至るまで、いろんなことに慣れる必要があった。

いちばん慣れにくいと感じたのは、体が揺れることだ。自慢してるように思われたくないけれども、男としての僕は剛直な肉体をしていた。週に6日は運動をしていたし、食事にも気を付けていた。だが、今は、体のすべての部分が揺れている。特に乳房とお尻がぶるんぶるんと動く。どんなときにも。

玄関が開いて、カレンが帰ってきた。不透明の黒いプラスチックのバッグを片手に持っている。彼女は僕の姿を見ると、特に僕の露わな胸を見つめて、にんまり笑った。

「あたしの美しい妻がここにいる!」と大げさに言う。

僕は顔が赤くなるのを感じ、うつむいて自分の胸を見た。「おかえりなさい」

彼女に妻と呼ばれて、どう感じたか、自分でもよく分からない。でも……今の自分は確かに彼女の「妻」の存在なのだろうとは思った。

カレンは立ち止まることもせず、まっすぐに僕のところに進んできて、片手を僕のあごにあて、顔を上げさせ、舌を僕の口に入れてきた。両腕で僕の体を包み込むようにして、僕を抱きしめ、ふたりのカラダを密着させた。彼女のお腹のあたり、固いものが膨らんでくるような気がした。

名残惜しくて嫌々だったけれど、僕からキスを解いた。乳首がほとんど痛みを感じるほど固くなっているし、パンティが湿ってくるのを感じた。女の身で性的に興奮するのは、男の身で興奮するのとは大きく違う。それほどの刺激的なキスだったということか?

「カレン?」 僕ははにかみながら、お腹を彼女の股間辺りに擦りつけるように動かした。「何か僕に教えたいことがあるんじゃ?」

カレンはイタズラそうにニヤリとした。「待てなかったの。ポルノショップの駐車場で自分で注入しちゃったわ。今のあたしはものすごくムラムラしてるのよ。こんなになったの初めてだと思う」

「Wイェックスでバイセクシュアルになる」という話しには、どこか真実の部分があるのだろうと思った。と言うのも、彼女の勃起が押し付けられるのを感じ、僕自身、興奮してきていたから……これまで思ったこともない種類のイヤラシい考えが頭に浮かんでくるから。僕は、大胆にも、ズボンの上から彼女の長い勃起を握った。それを受けて彼女はハッと息をのんだ。

自分の乳房やお尻がこんなに大きく感じたり、彼女の新しいペニスがありえないほど太くて長く感じる理由は、一部には、自分の手も体も以前に比べてはるかに小さくなったからだというのは、確実だ。小さくなったので、相対的に大きく感じるのだろう。でも、それにしても、カレンのペニスの太さは恐ろしいほどだった。僕は下唇を噛みながら、優しくそれを撫で続けた。

「ああ、もう我慢できない……」 そう妻はうめき声をあげ、僕の乳房を痛いほど強く揉み始めた。「アンバー、どうしてもあなたをヤラせて。今すぐ、ヤらせて!」

僕は自分の初体験の時のことを思い出した。あっという間に果ててしまった思い出。あの時の優しいあの娘は、素早く「いいのよ」と言って僕をなだめてくれたけれど、あれはとても恥ずかし出来事だった。あのような気持ちをカレンに味わわせたくない。本番の前に、別のことをして彼女の切羽詰まった欲望を鎮めてあげられるかもしれない。というか、正直言って、妻のペニスにフェラをするという状況を想像したら、自分も、居ても立っても居られない気持ちになっていた。僕は、いつまでも僕の乳房を揉み続ける彼女の手を払うようにして、その手を握り、寝室へと彼女を引き連れた。


[2020/08/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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