僕はこれは軽率すぎる計画であると思ったし、家に着くなりすぐに、そう思うとブリイに伝えた。家では引っ越し業者が嵐のように仕事をしていて、山ほどの荷物を家に運び、いろいろな部屋へと運び込んでいた。驚いたことに、マギーとストークリイのそれぞれの部屋に、次から次へと女物の服が持ち込まれ、山と積まれていく。
マギーが通り過ぎたので、「君たちのこの持ち物、どこから?」と訊いてみた。すると彼女は、「ブリイはあたしたちを何度もショッピングに連れて行ってくれたの」と言って、さっさと部屋の中に消えてしまった。
その会話を聞いたのか、ブリイが僕の部屋から顔だけを出した。「ああ、マック。あなた、何も片付けていなかったの? 結婚した時にあなたが持っていたモノが、いまだにあるなんて。全部、捨てるわね! 箪笥とクローゼットのスペースが必要なのよ」
僕はあわてて駆けて、高校時代のレタージャケット(
参考)をゴミの山から回収した。
「やめてくれ、ブリアナ! これは捨ててはいけない物なんだよ! いらない物なら、とっくの昔に捨ててるんだ! まったく! ここは僕の家だ。もし、やめないなら、そのガリガリのケツ(
参考)を蹴っ飛ばして追い出すぞ!」
すると彼女は顔を突き出して僕を睨み付けた。「ガリガリのケツですって? ふん!」
そう言って僕のジャケットの袖をつかみ、ぐいぐいと寝室へ僕を引っ張っていった。まさに台風が直撃したような勢いだった。1回の動きで、ドアに鍵をかけ、ドレスを頭から脱ぎ、ベッドに両手をついてお尻を突き出したのだ。僕は息が詰まってしまった。彼女はパンティを履いていなかったから!
彼女のお尻は決してガリガリなんかではない。小ぶりだが引き締まっていて、しかも鍛え抜かれた筋肉質のお尻だ! ブリイはそのお尻を僕に向かって振って見せた。
「ヤッテよ、マック!」 肩越しに振り返って僕を見ている。瞳がギラギラしていた。「こんなにエッチな気分になったことないわ。あなたの大きなおちんちん、入れてくれなきゃ死んじゃう。早く! 話し合いは、その後でいいんじゃない?」
「君のずる賢い計画に僕を乗せようとしてるんだね。僕をセックスに夢中にさせて、家のことも、僕の生活がぐちゃぐちゃにされることも忘れさせようとしてるんだ」
「ええ、そうよ。だから、今すぐヤッテ! ヤッテください、お願いですって、あたしに懇願させるつもりなの?」
残念ながら、彼女の狡猾な計画は成功してしまったと言わざるを得ない。彼女にとって僕が用済みになったころには、僕は生まれたての子猫のように何もできなくなっていた。彼女は、すぐには僕を立たせることができないと分かるとすぐに、立ち上がり、服を元に戻した。
「ビタミン剤を飲んでおくといいわよ。まだまだ、することがたくさんあるから。まだ終わっていないから」と言ってドアから出ていってしまった。
家の中が、ともかくも秩序だったと言えるようになったときには、午前3時になっていた。僕が疲れ切って使い物にならないとブリイが諦めたときには、4時半になろうとしていた。翌朝、僕は10時まで寝ていた。よろけながらシャワーに入り、ひげをそり、シャワーを浴びて、ようやく人間に戻ったような気分になれた。ブリイはまだ寝ていた。ベッドにうつぶせになっていて、炎の色の髪の毛が彼女の顔にかかっていた。そして、彼女のお尻! いつ見ても、見事なお尻だ! 寝室を出てリビングに行くと、グラニーが僕の一番上等なシャツの山に眠っていて、涎れだらけにしていた。