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Wイェックス:妊娠 (13)  


妻が膝立ちのまま、僕の脚の間、こっちににじり寄ってきた。そして十分近くなると、両手をついて、体を支えながら上半身を傾けてきた。ふたりが顔を近づけた形になる。彼女はペニスを握って、王冠部分で僕の割れ目を上下に擦り、亀頭を僕の分泌液で濡らし始めた。割と荒々しく擦ってる。その間、僕は目を大きく見開いて彼女の視線を見つめていた。

そして、とうとう入ってきた。1、2センチくらいか、僕の体をほんの少し割ってくる。男性であった頃の経験から、この時の突っ込みたいという衝動がとても強力なのは知っていたので、いきなり根元まで挿入してくるかもしれないと思い、僕は防御の意味で彼女の腰を両手で押さえた。でも、妻はそんな予想をしていた僕を驚かせた。というのも、彼女はゆっくりと小さな出し入れの動きを交えつつ、ほんの少しずつしか侵入してこなかったから。

彼女の優しい挿入によって僕の恐怖心を打ち消されると、僕は下腹部から生じる感覚に集中することができた。優しくではあるけれども、太いモノによってメリメリと体を内部から押し広げられていく感覚。これには驚いた。こんな感覚は初めてだった。

カレンは顔をゆがめていた。自分自身を押さえつけようと頑張っているのか、苦しそうに、口を大きく開け、歯を見せた顔をしている。

「すごくキツイわ、あなた」 と彼女は小声で言った。

「処女ですもの」と僕はわざと自慢げに言った。「……ちょっと待って、まさか、知らないわけないよね? 僕にはアレが……分かるよね?」

妻がくすくす笑った。そのせいで彼女のペニスがピクピク動いた。「いいえ、大丈夫。Wイェックスでは処女膜は形成されないから。じゃあ、もう少し奥まで入れるけど、いい?」

僕は頷いた。妻はゆっくりとさらに奥へと進んできた。妻のペニスは、僕の体の中、胃袋あたりを突き上げようとしてるような気がした。もちろん、僕は、今のような体の構造になったことがないわけで、ひとつひとつの感覚について、参考にすべき経験が全くのゼロだった。「ああ……」と僕は首を鎌首のように持ち上げ、訊いた。「全部、入った?」

「あ、いやまだ。まだ半分は残ってる。どうする?」 彼女は心配そうに問い返した。でも、小さな出し入れの動きは続けたままだった。

僕は持ち上げた首をがっくりと枕に落とした。まだ半分だけ? 「入れてきていいよ。でも、一度に少しずつで」

カレンは言うとおりにしてくれた。そして、じきに根元まで貫通した。大きな睾丸が僕のお尻に触れていた。いっぱい、いっぱいに詰め込まれた感覚だったけれど、悪い感じでは決してなかった。

「ああ、あなた? この感じ、すごい」と妻は言い、僕に顔を寄せてキスをした。彼女の唇に僕自身の体液の味がした。自分の愛液なのに、かなり美味しい。正直、驚いた。

妻は、できるだけ急かさないよう、辛抱強く堪えていたのだろうけど、そろそろ限界かもしれない。彼女は、根元まで入れたペニスを半分ほどまで抜いた後、ぐいっと押し込んできた。そのインパクトで、僕の体は突き上げられ、ベッドの上、揺さぶられたが、それと同時に電撃的にショックが体中を駆け巡った。両脚が無意識的にぶるぶる震えた。

その僕の姿を見て妻はにやりと笑って、もう一度、同じことをした。僕の口から、「くうーっ」と、自分の声とは思えない甲高い甘え声が漏れた。その声、僕自身もセクシーな声に感じた。彼女は、両手の位置を変え、ゆっくりと、本格的な動きを始めた。

カレンは体をさらに下げてきた。その結果、それまでふたりの乳房は、それぞれが奔放に揺れていたのだが、それが密着する姿勢になり、揺れは鈍くなっていた。彼女は僕にキスをしようとしたけれど、呼吸が乱れているため、なかなか上手くいかないようだった。それを察した僕は、自分から両腕を伸ばして、彼女を抱き寄せた。僕の体の上にうつ伏せに横たわってもらう形になった。そうすれば、妻はさらに動きやすくなるはず。

力強く出し入れをする妻。彼女のペニスで僕のクリトリスが擦られるたびに、僕は悩ましい声を出し続けていた。そんな声を出してることが恥ずかしくてたまらないのだけど、どうしても声が出てしまう。片手で彼女の頭の後ろを押さえ、もう片手で背中を抱き、両脚は、できるだけ彼女の腰に巻き付けるようにして、体全体でしがみついていた。何か本能的なものが働き、僕は、どうしても彼女と一体化し、ひとりの人間へと融合したい気持ちになっていた。自然と言葉が出ていた。

「ああ、カレン……もっと、もっとやって!」

明らかに、女性にとっての「良いセックス」とは、現実の本当のオーガズムを別にして、10分の1のオーガズムが、ずーっと続くことのようだ。妻がペースを上げてからしばらくすると、僕はオーガズムに達し、その後は、連続化し、強烈な体の痙攣と快感で、咆哮しっぱなしで止められなくなっていた。

「やめないで! もっとやって! その大きなおちんちんで突きまくって!」

あまりの快感に理性がどこかに飛んでいくのを感じた。

でも、良いことはすべてやがて終わりが来るものだ。カレンは最後の一突きを僕に叩き込み、次の瞬間、収縮した僕の膣壁を通して、彼女自身オーガズムに達し、射精を始めたのを感じた。

熱い精液が僕の飢えた子宮へと撃ちこまれる。それを感じ、またも、新たなオーガズムが始まり、体をくねらせ、のたうち回った。妻は僕の中に注ぎ込みながら、射精のたびにセクシーな唸り声を僕の耳に吹きかけていた。

それが終わり、ふたり、激しく呼吸を続けながらも、しっかりと抱き合い、体を休ませた。やがて、カレンが僕の中から抜け出ようとした。僕は依然として絡めていた両脚に力を入れ、彼女の動きを止めた。

「もう少し中にいて。君が柔らかくなるまででいいから。いい?」

妻は両肘をつく姿勢で体を起こし、愛情たっぷりに僕にキスをした。「で、どうだった?」

「うーん……」と僕は嬉しそうに唸った。「君は僕を、君のちんぽなしでは生きていけない、とんでもない淫乱女にしてしまったと思うよ」

カレンはそれを聞いて声に出して笑った。笑いながらも、僕の敏感になっている膣肉の中、彼女のペニスがピクピク動いて、変な感じがしたし、エロティックだとも思った。

「ええ、あたし自身、ちょっとヤミツキになりそう。本当に気持ち良かった?」

「最高だよ。もし、君が僕からあの快感を得ていたのだったら、君が毎日4回は僕の上にのしかかってこなかったのが不思議なほど」

「分かるわ。あたしも、男の人がどうして自分のペニス中心にいろんなことを考えるのか、分かってきたような気がしてるの。正直、突然思ったんだけど、あたしがその気になっていないとき、あなたは、よく、あんなに自分をコントロールできていたなあって、すごく感心してるのよ」

カレンのペニスは次第に柔らかくなり、とうとう、ひとりでに抜け出てしまった。コルク栓が抜けるのに合わせて、多量の体液が洪水のように僕のぱっくり開いた穴から流れ出てきた。

「うわあ、気持ち悪い」と、僕は不平を漏らした。こういうものなのだろうけど、気持ち悪いのは事実だった。

それにもカレンは笑い、僕はようやく彼女を解放した。カレンはベッドから降り、僕に言った。「一緒にシャワーを浴びよう、アンバー。体の洗い方を教えてあげるから」

妻は、体液の残りが床に垂れないようにと、片手でペニスの下に手を添えながらも、跳ねるようにしてバスルームへ向かった。そして何分かの後、シャワーが流れる音が聞こえてきた。


[2020/08/18] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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