僕は体をよじって、身を拘束するロープから逃れようとあがき動いた。だが、いかにもがいても、無駄だった。手首が擦れ、血を出す結果にしかならない。
「いや! 何をするの?! やめて、離して!!」
ジェニーはイヤイヤするように頭を左右に振り、必死に叫び、僕の顔を、助けてと訴える目で見た。だが僕には彼女を助けることができない。
ローザは、ジェニーの股間から手を離し、今度は彼女の髪の毛を掴んで、頭が動かないようにさせた。それと同時にジェニーの両腕にさらに体重をかけて乗った。
「・・・っ、痛い!」
腕に体重をかけられた痛みにジェニーは小さな悲鳴を上げ、抵抗のもがきすら、できなくなってしまった。
ジュアンはジーンズを脱いだ。中から勃起した皮むけペニスが飛び出た。15センチほどで、ジュアン本人が普通の男だという印象なのだが、ペニスもそれと同じく平凡な印象の代物だった。
ローザに頭を押さえられたままのジェニーは、目の前で脈動するペニスを見た。連中がこれから何をするか十分に理解しているのだろう。
「・・・いやよ・・・そんなことさせないで・・・やめて・・・お願い・・・」
ジュアンが妻の頭に手をあて、顔を上げさせた。そして視線を彼に向けさせる。空いている、もう一方の手でゆっくりと肉棒をしごきながら、ジェニーの目を覗き込み、語りかけた。
「その可愛い口で、俺を喜ばせてくれねえかなあ? なあいいだろう?」
ジェニーは少し驚いた表情を浮かべ、それから僕に視線を向けた。僕もジェニーも、ジュアンの言葉に戸惑っていた。この男女は、僕たちを誘拐し、僕を縛り上げ、彼女に乱暴に振る舞っているのだ。そのような連中が、ジェニーに、わざわざ同意を求めている?
「・・・嫌よ!」 ジェニーが小さな声で答えた。
ローザがいきなりジェニーの髪を引っ張った。それに引っ張られ妻の頭が後ろに倒される。同時にジュアンの左手が飛んだ。ピシャリと平手打ちの音がした。危害を与えるような殴り方ではなかったが、確実に痛みは与えられているはずだ。
「なあ、もう一度、頼むぞ? 奥さんの口で俺を喜ばせてくれよ?」
「・・・嫌!」
再び、ローザが髪を引っ張り、ジュアンが平手打ちした・・・今度は前より強く。ジェニーはまたも声を出して泣き始めた。
「ええ? どうなんだ? やってくれないのか?」
ジュアンが、しつこくも、再び同意を求めた。ジェニーが僕の顔を見た。僕は目で彼女に訴えた。ジェニーに覚悟を決めた表情が浮かんだ。
「・・・分かったわ。いいわ・・・」
「ジェニー、やめろ!」
連中は、僕の叫びを無視した。
ローザはジェニーの髪から手を放した。再び妻の股間へと戻り、マッサージを始める。一方のジュアンは肉棒をしごきながら、ジェニーに近づいた。
「よし・・・じゃあ口を開けてくれ」
ジェニーは静かな声で泣き続けてはいたが、命令にしたがって、口を開いた。ローザが熱心に見つめる前で、ジュアンは両手で妻の頭を押さえ、少しだけ両膝を前に移動させた。脈動する棍棒を口元に位置づけ、ゆっくりと腰を前に突き出す。彼のペニスが妻の口の中に滑り込んでいく。ジェニーは自分からは動かなかった。ただ、目を閉じ、ジュアンがするままにさせていた。ローザとジュアンは互いに目くばせしあい、笑みを浮かべた。
ローザは微笑みながら、ゆっくりとジェニーの割れ目から手を放し、同時にTバックのパンティを引き降ろし、妻の女陰をあらわにさせた。そして、また指を使い、ゆっくりと中に入れていく。ジェニーのそこは明らかに濡れきっていた。