私は素早く、そして音を立てずに、姉の部屋に戻り、衣類を拾い集めた。赤いドレスのトップは、引き千切れてぼろぼろになっていたし、黒いソング・パンティも使い物にならなくなっていたので、窓から外に放り投げた。
私はほとんど裸のまま、残っている衣類と言えば、しわくちゃになったドレスのスカートの部分だけ。それが腰に引っかかっている。姉の衣類入れに行き、中を漁って、赤いレースのソング・パンティを取った。
たっ、たっ、たっ!
姉が階段を上がってくる足音が聞こえた。
「困った」 私は小さな声で叫んだ。心臓が高鳴っている。
ドアの方を見ると、姉がドアの向こうの廊下に来ているのが見えた。
「あら、ひどい・・・レニー叔父さん! またお父さんと一緒に酔っ払って、私に会いに来たのね、そうでしょ?」
サラはそう冗談っぽく言いながら部屋の方へ歩いた。
「まあいいわ、心配しなくても・・・私もしばらくしてなかったし・・・だから、今夜は相手してあげるから・・・うふふ・・・」 サラがドアに手をかけた。
ドアノブを回し、ドアが開く。
「ああ、もう!・・・もう、めちゃくちゃじゃないの!!!」
サラは、部屋に入ると、大声で叫んだ。
父は、姉のベッドの上、仰向けになって寝ていた。ベッドや床のいたるところにスペルマの跡があった。ベッドには酒がこぼれた跡もある。
「お父さん? ・・・もう、おとうさんったら、レニー叔父さんとここでオナニー大会でもやっていたようね? アハハ」
サラは笑いながら、開け放たれた窓を見た。そよ風が吹いている夜だった。姉は窓に近づき、外を見、そして閉めた。
「エリックが隣で寝ているはず・・・でも、大丈夫よ。だからといって、お父さんや叔父さんのお世話ができないなんて言わないから。うふふ」
サラは笑いながら、父の姿を見下ろした。
「私はいつもあなたの可愛い娘よ。いつまでもパパっ娘!」
サラは父の耳にそう囁きかけながら、上着を脱ぎ、萎びた父のペニスを口に咥えた。
窓の外、家の裏庭・・・私は木の枝にぶら下がっていた。姉のドローワーから盗んだ赤いレースのソング・パンティを着ていたが、他の衣類は地面に落ちていて、ゴミいれの横に散乱していた。パンティを除くと、他に何も身につけていない裸のまま。
少し動いてみようとしたが、動くと木の枝が私のお尻を突っつくのを感じた。私は滑ってしまい地面に落ちてしまった。
お尻を強く打ったが、幸い、草に覆われたところに落ちたので怪我はなかった。
辺りは暗くなっていて、風も出ていた。どうしたらよいか、はっきりとした計画があったわけではなかったけれど、例の家のスペア・キーが元の場所にあるかどうか確かめてみることにした。
裸足のまま、家の裏手を走り、表玄関へと向かった。他の人に見られないように、壁に体を這わせるようにして、隠れながら包んだ。月が出ていて、明るい月光が私の体を照らしていた。大きく丸いお尻の影が地面に写っている。
プラントのところへ行き、引き上げ、下のスペアキーを捜した。だが、キーはなくなっていた。
「ちぇっ!」
そもそも父と叔父が家に入るときに、キーを使ったのだと悟り、私は悪態をついた。
結局、私は家からロックアウトされてしまった。姉のソング・パンティ1つしか身につけていない、裸のまま。次第に気温が下がってきていたし、夜も更けてきていた。