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Dress ドレス (4) 

翌日の夜も、スーザンがやってきた。僕は彼女を家に入れるのを拒んだ。

「僕はあんなことには興味がないんだ。君が遊びでやってるのは分かってる。家に帰って、もうこんなことは忘れるんだな」

そう言って追い返そうとしたのだが、スーザンは、どうしても見せたいものがあるのと言って聞かず、僕に写真を1枚手渡した。あのドレス姿の僕の写真だった。かつらを被っていないときの物で、僕が写っているのがはっきり分かる写真だった。

「どこで、この写真を?」

自分でも、馬鹿な質問だと思った。僕は仕方なくスーザンを家に入れた。

「どこで撮ったかなんか関係ないわ。もっと他にもあるもの」

挑むような目で僕を見ている。僕は怒りを感じながら、この事態について考えていた。スーザンは、僕が事態を考え抜いて、どういう状態になっているのか理解したと思われる時まで、じっと待っていたようだ。ようやく、口を開いた。

「服を脱ぎなさい」

「ちょ、ちょっと待ってくれ・・・」

「話さなくていいから、服を脱ぎなさい」

僕は躊躇ったが、仕方なく、服を脱いだ。スーザンは無言のまま、手に持っていたバッグを僕に渡した。僕は中に入っていた衣装を身につけた。彼女は化粧品を取り出し、僕の顔に塗り始めた。

スーザンは化粧に満足すると、一種、甘ったるい声で言った。

「ちょっと歩いた姿を見てみましょう?」

「・・・・あなた、とてもキュートよ」 そう付け加えながら、僕のお尻を軽く叩いた。彼女の指が僕のお尻の割れ目に沿って奥へ滑り降りてくる。僕は耐えられなかった。

「オーケー! さあ、外に行きましょう」

「ありえない」

「鏡を見てみなさいよ。あなたは準備ができてるわ。簡単に女として通るから」

鏡を見た。確かにスーザンの言うとおりだった。

「でも、どうしてそんなことを?」

「まあ、ただ刺激を求めてってこと」

「僕は、この種の刺激には興味がないんだ」

「あら、そうなの?」

まるで僕の言うことを信じていないような口ぶりだった。

「まあ、どのみち、あなたには選択肢はないんじゃない?」

僕は写真のことを考えた。

「ちょっと近所を散歩してくるだけ。それだけよ」

結局、僕はスーザンと散歩をした。人に見られるのではと恐れた。僕だと感づかれないかと恐れた。転ばないかと恐れた。まるで永遠に時間が続いていた感じだった。

ようやく家の中に戻ったが、そのとたん、スーザンは僕のペニスに手を添えた。

「すごく固くなってるみたいね」 意地悪そうな笑みを僕に向けていた。

「セ、・・・セクシーな女性に反応すると、どうしてもそうなってしまうものなんだ」

「まあ、私のことセクシーって言ってるの? あら、ありがとう!」

また、あの甘ったるい声だった。

「・・・でも、私には、あなたは、あのようにして散歩してきたから勃起しているように思えるわよ」

そう言いながら僕のペニスを撫で、握る。僕は射精しそうになっていた。いや、実際、射精してしまった。

「あらあら、あなた、衣装を汚してしまったようね。すぐに服を脱いで、体を洗った方がいいんじゃない?」

他に何もすることがなかった。僕はすぐに服を脱ぎ、浴室に入った。出てきた時にはスーザンの姿はなかった。服も一緒に消えていた。僕は、元の服を着た。

[2007/01/17] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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