ライアンは複雑な感情だった。ジェス同様、自分たちにはおカネが必要であることは分かっていた。だが、自分の妻が裸同然の衣類で動画撮影をし、どこの誰かも知らない変態たちがそれを見るのを望むかといえば、自信がなかった。他の男たちがほとんど裸になった妻を見ると想像すると、本能的に、こんな話はやめてしまえと言いたくなる。でも、正直言ってしまうと、自分のセクシーな妻を見て男たちが勃起させ、さらには自慰もするだろうと思うと、不思議に興奮してしまう魅力も感じていた。
結局、この若夫婦は、この仕事をやってみることに同意した。互いに、辞めたいと思ったらいつでも辞められるのだからと。自分たちにはおカネが必要なんだからと。
ヘザーはエイブリー自動車工場に車を持ち込み、旅行をするので、エンジンオイルやタイヤの空気圧、ベルトやホース、その他もろもろ旅行中問題が起きる可能性がある点をすべてチェックしてほしいと説明した。こういう仕事はたいてい見習工に任される仕事であることを彼女は知っていた。そして、実際、ジェスの夫であるライアンが彼女の車に向かってくるのを見て、目論見通りになったと思った。
車へと向いつつ、ライアンは、匂い立つような女性がこっちを見てにっこり微笑んでるのを見て嬉しい驚きを感じた。妻のジェスと同じような背の高さと容姿だが、年齢のためだろうけど、ジェスの母親であるミアをブロンド髪にしたような人だなあと思った。ジェスを見ても、彼女の母親のミアを見てもそうであるが、この時も、ライアンはこの美しい女性の姿に男性としての視線を向けてしまうのだった。
挨拶を交わし、求められてる仕事を確認した後、ライアンは早速、検査を始めた。タイヤに多少空気を入れる必要があること、ウインドウォッシャー液を補充しなければならないことくらいしか問題は見当たらなかった。
彼が作業をしている間、ヘザーはそばにいて世間話をした。もちろんライアンはヘザーがジェスのことを知っているのは知らなかったが、ヘザーの方はライアンとジェスが経済的に困っていることは知っており、それとはなしに、家のことで雑用をする仕事に興味のある人はいないかと尋ねた。できればライアンと同じくらいの年齢の男性がいいと。ライアンが名乗り出るのを期待して、2~3時間くらいの仕事で100ドルは出すとも伝えた。もちろん、彼女の期待は裏切られなかった。ライアンは予定外の収入が得られるチャンスに飛びついたのである。ヘザーは自分の住所を教え、絶妙な笑顔を見せつつ、車に乗り込み、自動車工場を後にした。
もちろん、ヘザーは旅行の計画などなくエージェンシーに戻っていた。そこへジェシーから電話があった。スタジオでのモデルの仕事を受けるとのこと。ライアンがヘザーの家に来るのは今週の土曜日。だから、ジェスはその土曜日の後の月曜から始めるとしたら、計画がうまくいく。
「分かったわ。今度の月曜にスタジオに来てくれる? 早速、始めましょう」
土曜日。ライアンはヘザーの家の玄関にノックを続けていた。なかなか出てこない。一瞬、今日来ることを忘れているんじゃないだろうかと思った。でも、ようやくヘザーが出てきてドアを開け、彼は安心した。ただ、たった今ベッドから出てきたばかりと思われる乱れた格好だった。丈の短いナイティの姿で、肌も露わに胸やお尻の肉がはみ出そうになっていた。適切とは思えないほど露出されてるので、できるだけ目を向けないように努めるライアンだった。
「ごめんなさい。寝すごしちゃって」とヘザーは恥ずかしがってるフリをした。「ちょっと着替えてくるので、そこの冷蔵庫から自由に冷たい飲み物でも取って飲んでてくださいね」
ライアンは、そう言って寝室に戻っていくヘザーに目をやりながら、彼女の完璧ともいえる形のお尻からどうしても目を離せないのだった。あのお尻、自分は良く知っている。ジェスも、義理の母のミアも、ちょうどああいう素敵なお尻をしている。
ヘザーは、この若者を自制心を抑えきれなくなるまで焦らし、セックスさせる計画だった。当然、セックスの時にはオーガズムに達したようにちょっと演技をしなくてはいけないだろう。ネイトにあれほど強烈な激しいセックスを繰り返し受けている体になっている今、白人男のペニスでは物足りなさしか感じない。でも、この若い男にセックスさせることなんて、この男に自分の愛する若妻を黒ペニスで犯されるところを直に目撃させ、それを動画に収めるという目的のためには、文字通り「小さな」代償にすぎない。別にダジャレを言ってるわけじゃないけど小さなおちんちんで突かれるだけの小さな代償。特選の、多額の会費を払ってくれる顧客にとって、妻が犯される間、その夫がそばにいて見てるということがとても重要なのだ。