「胸って、女の体の中でも一番感じやすいところの一つよね? そう思わない?」
妻はそう言って、にんまりと微笑んだ。そして僕の頭を自分の胸に引き寄せ、彼女が僕にしたのと同じことを僕にさせた。僕は少し顔を横にして、鏡の中を見た。その鏡の中の光景に唖然とする。美しい女性が二人映っていたからだった。その中の一人がもう一方の胸にキスをしている。妻の胸に目を戻すと、胸を覆っている生地にピンク色の口紅の跡がついていた。顔を落として、僕自身の胸を見ると、そこには同じ口紅の跡が残っていた。
「さあ、そろそろ、あなたのその可愛い舌に仕事をさせる時間よ」
妻はそう言って、鏡の方のベッドサイドに腰を降ろし、僕を彼女の前の床へ座らせた。その間、テレビに映るラブシーンと鏡の中の僕たちの姿の両方を交互に見比べていた。僕はビデオの中でひざまずいているブロンド女の行為を参考にして、薄地のパンティの上から妻の陰部に鼻を擦りつけ始めた。妻は僕のブロンド髪の頭に両手をあて、自分の股間に僕の顔を押しつけた。ピンク色の口紅の跡が彼女のパンティについていく。妻の準備が整ったらしいのを見はからって、僕はパンティの布地を横にずらし、彼女のバギナに舌を滑らせた。陰部を探り回り、クリトリスを見つけた後は、舌を上下に丹念に動かしてマッサージした。2分ほど、そのようにして奉仕すると、妻は、さっきの僕と同じように体を崩しそうになり、僕に行為を止めさせた。そして、僕を優しく立ち上がらせ、両腕で僕を包むようにして抱き、僕の顔を引き寄せ、ディープなフレンチキスをした。僕が彼女の股間を探り回ったのとちょうど同じように舌を使って僕の口の中を探り回り、僕の口に残っている彼女自身のジュースを舐め味わう。
ビデオの中の女性は、ベッドの上に移動していた。妻は僕に同じようにさせる。ベッドの中央の位置に僕の頭が来るようにして僕を仰向けにさせる。それから彼女はベッドを回って反対側に歩いていき、そして向こう側から僕に覆い被さってきた。ベッドの上、シックスナインの体位になる。ビデオの中の女性がしていることを確認した上で、僕に命令した。
「また仕事に戻って」
僕は妻の股間に顔を寄せ、再び舌を使って愛撫し始めた。それを受けて彼女の方も背を丸め、僕の勃起を口に含んだ。強く吸いつけ、できる限り奥深くへ僕を飲み込もうとする。妻の激しい行為に、僕の方もより激しく、より深く舌を突き入れ、文字通り顔を妻のバギナに埋めて愛撫した。ほとんど息つぎができないほどだった。妻は次第に恥丘を僕の顔に打ちつけるかのように腰を使い始めた。そして僕もそれに反応して、ペニスを妻の口に突き立て始めたのだった。このようなことは、これまで一度もしたことがなかった。いつもは、フェラチオでは、妻がしたいようにさせるのが普通で、僕が自分から腰を使って動くことはなかったのである。妻は少し咽せていたようだったが、どうにかして喉門を開いたらしく、僕のペニスは根元まですべて妻の口の中に入れられていた。それから彼女はゆっくりとリズミカルに頭を上下に動かし始めた。その間ずっと、吸い続けていたし、歯を巧みに使って僕のペニスの敏感な部分に刺激を送り、同時に股間を僕の口、僕の探り回る舌めがけて激しく打ちつけていた。その後、妻はフェラチオを続けながらも、僕のお尻に手を回し、指を僕のアヌスに入れ、口を使うリズムと同じリズムで指を出し入れし始めた。僕も妻のお尻に手を回し、優しく同じことをした。テレビからはエクスタシーが近づいたレズビアンたちの叫び声が聞こえていた。それを聞きながら、僕と妻は二人とも、ビデオの中の女たちと競争しているかのように、呼吸を荒くしながら喘ぎ始めていた。
ビデオの中の女たちが絶頂に達したのとまったく同時に、僕も妻も絶頂に達した。妻のあそこからの液体が僕の口に流れ込んでくるのを感じ、僕は貪欲に飲んでいく。妻が、僕のバラの蕾に指を深く突き入れるのを受けて、僕も妻のアヌスに深く指を突き刺した。次の瞬間、僕は妻の口に爆発的に射精していた。彼女はちょっと顔を引き、僕の射精を吸い、飲み下していた。荒れ狂う強烈なクライマックスが幾つもの波になって僕の脳を襲う。妻は、僕の体全体からすべての呼気を吸い出す勢いで吸い続け、同時に僕の頭からあらゆる理性的な思考力を吸い取る勢いだった。彼女は、僕のペニスが柔らかくなり始めるまで吸い続け、精液を一滴残らず舐めとった。僕も、体が性的緊張の爆発的解放から次第にリラックスし始めるまで、彼女と同じく妻の陰部を舐め続けた。
互いに体の力が抜けたのを受けて、妻は僕のアヌスを貫く指を抜きながら、体の位置を変え、僕の腕の中へ抱かれた。同時に僕の指も彼女のアヌスから抜ける。僕たちはしっかり抱き合いながら、ディープキスをし、二人が出し合った体液を口の中で混ぜ合わせ、互いに味わった。妻は、少し頭を後ろに倒し、僕に笑顔を見せて言った。
「誕生日おめでとう、可愛い娘ちゃん。今の良かったでしょ?」