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ミアも真実を知る (4) 


ふたりとも、恥ずかしい格好で自慰をしながら、画面内で展開するネイトのジェスへの荒々しいセックスを見続けた。ジェスは撮影時の状態を思い出して、事細かくミアに語り聞かせた。

本物の男のペニスを挿入された時の信じられないほどの快感。そのペニスによってとてつもない絶頂へと逝かされた時の気持ち。ライアンとでは一度も感じたことのなかった、本当の意味で、男性と一体になる感覚。それにより、当然のように湧き上がってくる真の愛情を感じたこと。どんなことでも、この男性に尽くしてあげたいという欲望。

ミアは熱心にジェスの言葉に耳を立てた。その間も、画面の中では、巨大なペニスにより、ジェスは自制が効かなくなったように体を震わせ、何度も何度も繰り返し愛液を噴出している。しかもあんなに大量に。ああいうのを潮吹きというのかしら? ミアは、自分の娘があのような潮吹きができるとは、知らなかった。ミア自身、そのようになったことはなかった。

そして、ミアは指の姿がぼやけて見えるほど速く動かし、狂ったようにヒクつくクリトリスを擦りつけ、とうとうオーガズムに達した。絶叫し何度も繰り返し達するジェスの姿は、母娘という関係を超えて、ミアにとってとてつもなく興奮を誘う姿だった。ジェスもミアに後れを取ったわけではなかった。母親がオーガズムに身体を小刻みに震わせるのを見ながら、彼女も同じく身体を震わせた。

ほぼ同時に絶頂に達したふたりは、その後も、それぞれ、くすぶり続ける女陰をゆっくりと擦り続けていたが、ふと、ジェスがミアに話しかけた。

「ママ?……あたし、ママも黒人男性とのセックスを試してみるべきだと思う」

ミアはびっくりして娘の顔を見て、「で、できるわけないでしょ……パ、パパが……」と言葉を詰まらせた。だが、ジェスが黒に染まる様子を見て、彼女が驚くほど官能的な体験だったと語るのを聞いたばかりのミアである。その反応は、どこか揺れる気持ちがあることを示していた。

「ママ、少なくともじかに見てみるべきだわ。もちろん、ビデオでは観たけど、あたしが経験したことを本当に知るには、現場にいて見てみるべきだと思うの。……ネイトが、白人の人妻が黒人男性のおちんちんのしもべになるよう、みっちりしつけを受ける動画を作るから、あたしに出てほしいと言ったの。その撮影のスケジュールが明日の午後なのよ。お願い、ママも一緒に撮影に立ち会うって言って? ネイトによると、あたしと共演する男性たちは、みんなとてもハンサムで、アレの方もすごく上手なんだって」 ジェスは、期待しているような調子で言った。

ミアは心が引き裂かれるような気持だった。一方では、確かに、行ってみたいと思った。ありえないほど巨大な持ち物を備えた男たちと一緒の部屋に行き、娘を個人所有のセックス玩具のように使う様子を見てみたい。だが、他方、どこに、自分の子についてそんな淫らなことを思う母親なんているだろう、とも思う。ああ、あたしはどうなってしまったの? あたしは、本当は、ずっと前からこんなに邪悪で淫らな女だったの? たったひとつ、ビデオを見ただけで、こんなに深いところまで変えられてしまったの?

「分かったわ、行きます。でもただ見るためだけよ」 ミアは、品性の欠片だけでも取り戻そうとして、とりあえずジェスの説得に折れてみせた。

……あたしは何を考えてるの? このビデオ撮影、どこを取っても品性に欠ける行為になるはずなのに? でも、一応は「見るだけ」と約束を交わしたし、その約束は守られるべき。だから大丈夫よ。それに、ジェスがこんなに熱心に説得してるのに、むげに断ってがっかりさせたくない。だから、スタジオに行くことだけは行こう。これが終わったら、あたしは元通りの、ジェスのお手本になるようなちゃんとした母親に戻るつもり。……

ミアは、ついさっきまで娘と一緒に自慰をしたことを思い出し、それを振り払うように頭を振った。……ああ、もう。あたしったら何てことしようとしてるのかしら。


[2021/04/29] ミアも真実を知る | トラックバック(-) | CM(0)

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