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Sissy Secretary 11 「シシー秘書(11)」 

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Sissy Secretary 11 「シシー秘書11」

「ジムでお友達を作ってるのを見かけたわよ」とビアンカが言った。「うちの会社に、ヨガにハマってる男子社員があんなにいたなんて、誰が知ってたかしら? それに、みんなあなたの隣に位置を取りたがってたし」

ナオミは恥ずかしそうに笑みを浮かべた。スポーツブラとお気に入りのヨガパンツを着ながら、今日のトレーニングが終わったら、ビアンカをアパートに招待することに決めていた。ナオミにとって、ビアンカは単なる指導者ではなかった。秘書課に入ってからの6週間で、ビアンカはナオミの親友にもなっていた。……ナオミにはこれまで女性の親友などいなかったことを考えると、不思議なことではあったが。

「でも、親ぼくを深めることって良いことじゃない?」とナオミは尋ねた。「そもそも、会社はそのためにジムを作ったんだから。ヨガは誰にとっても良いわよ。みんな健康になろうと頑張るのって素晴らしいことだと思うもの」

それを聞いてビアンカは笑ってしまった。「どうして笑うの?」とナオミが訊くと、「もう、あなたったら、本当にあなたのそういう無邪気なところ、大好きよ」とビアンカが答えた。

「どういうこと?」

「本当に、男たちがヨガ教室に参加した理由を知らないの? みんな、あなたのパンティの中を狙っているって思わないの?」

「何ですって? みんなゲイなの?」とナオミが訊いた。

「もちろん、違うわよ!」とビアンカは、また笑いそうになるのを堪えた。「真面目になるわね。あなたは鏡を見たことがあるわよね? あなたは自分がどんなふうに見えてるか、分かってるはずよ?」

「でも、あたしは女じゃないし。自分の姿は分かってるけど、でも、みんな、あたしが本当は女じゃないって知ってるでしょ? 他の秘書たちとは違うって」

「あなたは、他の秘書たちと同じくらい、充分、立派な女と言えるわよ。しかも、たいていの秘書より可愛い。真剣に考えてほしいんだけど、近々、あなたは決断しなくちゃいけない時が何度も来るようになるわ。そして最後には、あなた自身が、あの男たちの何人かを喜ばせてあげたいと思ってるかどうか、誰が見ても明らかな、彼らの恋慕に答えてあげたいと思ってるかどうかを、はっきりさせなくちゃいけなくなる。もちろん、誰もあなたにどっちかの選択を強いることはしないわよ。でも、一方の選択を強く勧められるのは確かね。あたしたち秘書の中には、それも仕事の一部と考えている人もいるの」

ナオミは、その手の話しをさらに続けたくはなかったので、「ちょっと……ちょっと、考えてみるわ」とだけ言って話題を変えた。


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[2021/05/09] シシー秘書 | トラックバック(-) | CM(0)

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