Sissy Secretary 12 「シシー秘書12」
「まあ!」とナオミは声をあげ、重役のひとりであるジェイソンからフラッペを受け取った。「ありがとう、ジェイソン! とっても優しいのね!」
女性に変身してからというもの、誰もが彼女に非常に優しくなっていた。冗談はまったく受け付けないと評判の男子社員たちですら彼女をプリンセスのように扱った。ナオミの好みを知るのに時間をかけた男はジェイソンが最初ではない。ほとんど全員が、ナオミのお好みのランチスポットを知っているし、彼女が一番好きなキャンディーやコーヒーの種類を知っている。ナオミのデスクがスナックや食べ物、彼女のお好みの飲み物でいっぱいにならない日は、ほとんどなかった。重役の中には、彼女にビクトリアズシークレット(
参考)のギフト券をプレゼントした者もいた。そのギフト券、ナオミはすぐに使って、セクシーなランジェリーのコレクションをさらに増やしたのだった。
長身のジェイソンはナオミのデスクに近寄ってきて、手に持っていたコーヒーをひとくち啜った。「全然、問題じゃないよ。ここの女の子の大半は、この手のことに触れようとすらしないよ。ベッキーからクロスフィット(
参考)とかパレオ(
参考)とか聞かされなくちゃいけなくなったら、僕は文字通り、脳みそが爆発しちゃうよって思うよ」
ナオミは軽く笑った。「彼女は体重が増えることにちょっと神経質すぎるわね。でも、あたしもこういうのを飲み続けていたら、彼女の仲間入りしなくちゃいけなくなるかも」
実際、ナオミのお尻は膨らみ続けていた。その点で言えばヒップも同じだった。今でも、彼女のヒップは千鳥格子柄のスカートを生地の限界まで引っ張っていた。
「ああ、確かに……。君はずいぶん超デブデブに太ってるね」と彼はわざと揶揄する調子を強調して言った。「でも、誓って言えるよ、余分な脂肪はちっとも付いてないと」
ナオミは何も考えずに、くるりと後ろを向いてスカートをめくり上げ、膨らんだお尻を見せた。彼女はタイツを履いていたが、この状況は信じがたいほど不適切であることは変わりない。だが、ナオミは社会生活での暗黙の合図を学習する機会を得ずに成長してきていたのである。彼女はほとんど気づかなかった。「分からない?……見えるでしょ。お尻がすごく大きくなってるの! 会社のジムでエアロビクスに通っていなかったら、あたしもっと……」
「ナオミ!」と近くのデスクに座っていたビアンカが鋭い声で注意した。ナオミは友人であり指導者でもあるビアンカが自分を睨んでるのを見た。ナオミの行動に驚いているのと、認められないと怒ってる表情が混じった顔をしていた。「今すぐ、スカートを降ろしなさい!」
それを聞いてナオミも自分が何をしていたか気づいたのだった。あわててスカートの裾を戻したけれど、危うく転びそうになってしまった。顔も真っ赤にしている。ナオミはジェイソンに謝る言葉をつぶやきながら、あわててトイレに駆け込んだ。パチンと指を鳴らせば、時間を元に戻せたらいいのにと祈った。それができたら、オフィスの中で大切な部分を露出するなんてはしたないことをしなかったのに、と。
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