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Trained 「トレーニング済み」 

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Trained 「トレーニング済み」


「ふぅー! いい運動だった! トレッドミル、使う?」

「うっ……」

「どこをじろじろ見てるの? あ、髪の毛のこと? 分かる、分かる。気まぐれで伸ばすことにしたんだ。分かるかなあ、ロックの人みたいな感じになろうかなって思って。かっこいいでしょ? ちょっと時代遅れっぽいかもしれないけど、でも……まあ、どうでもいいけどね。僕は気に入っているんだ」

「あ、いや……髪のことじゃないんだ」

「え? ちょっと待って。お化粧のことかな? もちろん、僕、お化粧しているよ。僕はいつも忘れてしまうんだ。人の中には、男がお化粧することに変なわだかまりを持っている人がいるってことを。まあ、ちょっとアイラインつけると目が際立って見えると思って。それとも、なんでファウンデーションと口紅を付けてるんだって訊きたいのかな? 確かに、そこはちょっとやりすぎたかなって思う。僕のトレーナのマイクに勧められたんだよ。エクササイズするときに限らず、それ以外の時にもお化粧した方がいいよってね。ひとつのライフスタイルなんだよ。やる価値があることがあったら、それは全面的にやり通す価値があるんだ」

「え、何? 君のトレーナー? 彼に言われて?……というか……君が何も身に付けずに運動しているのは、彼に言われてなのか?」

「分かった? ええ、その通り。彼によると、僕は何にも邪魔されない状態でエクササイズする必要があるんだって。彼、大昔の祖先たちはサーベルタイガーや毛むくじゃらのマンモスを狩りする時には、あえて何も着ずにしていたとか話をしてくれたよ。僕にはすべてが理解できたわけじゃなかったけど。でも、僕は彼を信頼しているんだ。それに、僕は、ちょっと裸になったくらいで目くじら立てるような気取った人間じゃないし」

「まあ、確かに……でも、でもだよ? その君の……その胸については?」

「ああ、胸筋へのインプラントのこと? 正直、僕もこれについては否定的な気持ちもあったよ。でも、マイクはしきりに勧めてくるんで、最後には僕も受け入れたんだ。で、結果だけど、やってよかったと思ってるんだ。今は、この胸が大好きなんだ。外に出かけるといつでも、みんながそこに視線を向けてくる感じ。マイクによると、それこそが究極的な目的なんだって。人に見られること。特に、他の男たちに視線を向けられることこそ重要だと」

「ちょっと待って。なんて言った?」

「いや、本当だよ。あなたがある男性にしきりと言い寄られたとしたら、それは、その男があなたに嫉妬していることを物語っている。そうだよね? 男に言い寄られるということは、その人が僕の魅力に嫉妬しているということなんだよ。まあ、言い寄ってきた人にお口で奉仕してあげるというところまではしてあげるけど。でも、アレはマイクとしかしないよ。心配してくれてありがとう。ある時、一度だけは別としてね。ただ、あの時はクラブに行っていたときで……まあ……どんなふうにコトが進んでしまうか、君にも分かるよね? ある時点で、誰か男にトゥワーク(<a href="http://ashediamonds.blog.2nt.com/blog-entry-582.html" target="blank_">参考</a>)していたら、気が付いたら、いつの間にかトイレに連れ込まれて輪姦の中心になっていた、って」

「ぼ、僕には……どう反応してよいか分からない」

「そういうものだということ。そう、マイクがいつも言っているよ。とにかく、トレーニングについては絶対、彼に相談してみるべきだよ。彼は奇跡を起こすんだ。そして、賭けてもいいけど、君にもすごい奇跡を起こすことができるって」
 
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[2022/09/21] fem-2022-09 | トラックバック(-) | CM(0)

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