僕は、ベッドの上、彼女の隣に腰を降ろし、あの細くくびれた腰に腕を回した。ブレンダは、キラキラ輝く緑色の瞳で僕を見つめていた。
「ねえ、ブレンダ。僕たちは結婚してからずっと、一生懸命働きっぱなしだったと思うんだ。この旅行は、僕たちが初めて息抜きをする機会だと思うよ。僕も考えたんだけど、何かちょっと大胆なことをやってみるのも面白いかなって。正直、僕は君がこういう服を着たところを見てみたいとずっと思っていたんだ。ちょっと、僕たち2人が初めて出会った振りをしてみるのも楽しいかなって思ったんだ。初めて君と出会い、そして僕は君を誘惑して、ベッドに誘い込む。そんなことをしたら面白いかなって」
ブレンダはにっこり微笑んだ。
「確かに面白そうね」
彼女は、僕の買ってあげたビスチェ(
参考)を掲げ、サイズが書いてあるタグを見た。急に僕の方に振り返って、言った。
「どうやって私のサイズを知ったの?」
「ちょっと君のクローゼットの中を調べたんだ。それに君のお母さんにも訊いたんだよ」
「まさか、お母さんに、何を買うかまでは言わなかったでしょうね?」
ブレンダは大きな声で言い、見て分かるほど、心配そうな顔になった。ブレンダの育った家庭は、非常に保守的な家族だった。確かに、彼女の母親は、このタイプの服を見たら賛成しないだろう。
「いや、言っていない」
「ああ、よかった」
「で、これを着てくれるよね」
ブレンダは笑顔になった。「ええ、着てあげる。でも着替えが済むまで、あなたは部屋から離れていなきゃダメよ」
僕は反論しようとしたが、ブレンダは僕の口に指を立てて、それを制した。
「ちゃんと出来上がったところを見てくれた方が、あなたにとっても良いと思うから」
確かに、僕は彼女の論理に反論できなかった。