「なんてこった!」
ボブが怒っているのか分からなかった。
「なんてこった!」 ボブは繰り返した。 「・・・まさに僕が願っていたことだ。すごいぞ。いい写真、撮ってくれよな、マイク! 彼女の脚、美味しそうだろ?」
どうやらボブは怒っていないようだ。
「ああ、頑張ってるところさ」 僕は、エッチな気分になった隣人ではなく、プロのカメラマンの言葉に聞こえるよう、精一杯だった。「でも、このアングルはちょっときついんだよ。床に這いつくばってるから。これまで、こんな姿勢で撮ったことは、ホント、一度もなかったからね」
「おいおい、頼むよ」 ボブはワインのコルクを抜きながら、大きな声で言っていた。「野生動物のカメラマンなんだろ? これまでビーバーを撮ろうとしたことはなかったのか?」
僕はニヤニヤした。だがクリスタルが割って入った。
「うげぇ! ビーバーだって! どうして男の人たちって、アレのことをそう呼ぶのかしら?」
「俺に訊いても無駄。ムダムダムダ・・・ムダムダムダム、ダム・・・。 アハハ、分かる? ダムとビーバー。分かる?」 ボブが洒落を言った(
参考)。
僕はボブの下手な洒落にうめき声を上げた。ボブはクリスタルにワインの入ったグラスを渡した。クリスタルは一気に飲み、グラスをテーブルに置いた。ボブは、腰を屈めて、下に這っている僕にもグラスを渡してくれた。ボブは、そのとき、僕と同じ視線になって、クリスタルのスカートの中を覗き込んだ。
「クリスタル、もうちょっと足を広げないとダメだよ。これじゃあ、何も見えない」
彼女は言われた通りにした。だいたい15センチくらい、膝が開く。
「もっと」 とボブ。またクリスタルの膝が動き始めた。今は大体30センチくらい開いている。
「それがいいな・・・だけど、まだはっきり見えないよ」
そのボブのコメントには、ちょっと同意しかねたが、僕は口をつぐんでいることにした。今は、照明ライトが薄地の白いパンティを明るく照らしている。もちろん、生地の中までは見えないが、背後に隠れているものの輪郭は見えていた。僕はカメラを取り、シャッターを切り始めた。
カシャッ! カシャッ!
だいたい20枚くらい撮ったところで、フィルムがなくなった。僕は横に体をひねって、注意深くカメラを持ちながら、起き上がった。フィルムを巻き上げ、這いながらテーブルに行って、新しいフィルムを手にする。いや、やろうと思えば、立ち上がってテーブルのところに行ってもいいんだけど、すごい勃起になっていたので、頑張ってもまっすぐに立つことができないんじゃないかと思ったのだった。それにとにかく、この2人に僕の状態を見られたら、すごく恥ずかしいだろうと思った。たとえ、2人には想像できていることだとしても。