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心が望むものをすべて 6 (1) 

「心が望むものをすべて」第6章 Whatever Your Heart Desires Ch. 06 by AngelCherysse

私はレキシと出かけるのをワクワクしながら待っていた。ダニーが去ってからの数ヶ月にあったどんなことより楽しみにしていた。愛する者のいない、たった独りで誕生日を過ごすことなど、考えただけでも気が沈む。自ら課した孤独な生活、それから引っ張り出されて、一夜、飲んだりダンスをしたりして過ごす。それは、気分転換として魅力的な案のように思えた。多分、時間が経ったということだけのことなのかもしれない。レイプのことは過去のこととして忘れ去ることにしていたし、レキシが言っていたこと、つまりダニーがまだ私と一緒になりたがっているということを聞いて、気持ちが高揚していたのは疑いようがない。ようやく、私は、希望を持ってポジティブになれることを得たのだ。生きることは楽しいことと再び思えるようになっていたのである。

私が美容サロンに着いたときには、レキシはすでに最後のお客さんへの仕事を終えていた。私をさっと椅子に招き、素早くヘアに手を入れてくれた。さらに助手の人2人にも手伝ってもらい、ネールとメイキャップもしてくれた。その手入れの完成品はと言うと、それは、私の成功したキャリア・ウーマンにとって必須の、注意深く洗練された専門職のイメージをはるかに超えたものだった。確かに専門職についている「プロ」の女性の姿であることには変わりないのだが、別のジャンルのプロの女性のように変身していたのである。

美容サロンを閉店した後、2人でレキシの豪勢なマンションに場所を移して、着替えをすることにした。私が持ってきた衣類のアンサンブルは、今の新しく変身した「私」に完全にマッチしたものだった。以前、ダニーと別れる少し前に、彼女と一緒にショッピングに出かけたことがあり、その時に、ラテックス製(参考)の紺青色のシース・ドレス(参考)を買ったのである。ホールター・ドレス(参考)のスタイルで、背中が深々と露出している。胸元のVラインも、ほとんどおへそに届きそうな程、割れていて、いつもの私よりも、ずっとミルク色の乳房の肉丘が露出して見え、見る者はいつはみ出すかと気が気でなくなるかもしれない。裾のラインも、それに応じた丈で、つやつやした薄地の黒いステイアップ・ストッキング(参考)の付け根がかろうじてスカートの中に隠れている。

[2007/01/23] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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