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バースデイ・プレゼント 5 (14) 

彼女の側から

私は、ビクトリアに、スーツの下、新しいピンク色のパンティと、新しいピンク色のガーターベルトとストッキングを身につけて職場に送り出した。彼は、ストッキングの上にソックスを履きたかったようだけど、私はそれを許さなかった。とは言え、私自身、夫が過剰なほど女性の服装になじんでしまうのも求めていなかった。何年も前は、女性は、公衆の場では足首でさえあらわにすることが許されなかった。その時代に女性が味わったことを夫にも経験させたかったという意識が働いていたのだと思う。

私はさらに夫を説得して、ピンクのリップ・グロスもつけさせた。非常に薄くではあるが。彼には、もし誰かに万がいち気づかれて、何か言われたら、唇が荒れたので潤滑クリームを塗ったんだと言えばよいと伝えた。夫は、ピンク色の爪については、文句を言わなかったし、そもそも何も言及しなかった。非常に薄いピンク色なので、正直、夫自身、爪に色を塗っていること自体、忘れていたのではないかと思う。ただ、彼の本来の爪よりも大きく色を塗っておいた。一つだけ、夫に言っていなかったことがあって、それは、パンティーをバスルームに持って行って、カウンターに置きてくる前に、それにちょっとだけ私の香水をスプレーしておいたことだった。同じ香水を私の胸の谷間にもスプレーしたので、もし夫が下着から出てくる女性的な香りに気づいたとしても、私からの移り香と思うようにさせた。あの香水は体温によって温まると活性化する香水なので、日中、働いて体を動かし、体温が上がると、かなり香りが目立ってくるはずだということも知ってのことだった。
[2007/02/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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