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ポルノ・クイーンの誕生 第3章 (2) 

マークはAV装置のそばに立っていて、DVDをセットしているところだった。トレーシーが私にソファのところに来るよう手招きした。ソファのところに行くと、トレーシーは、私のシャツの裾をスカートの中から引っ張り出して、下のボタン3つを外した。それからシャツの裾を結び、結び目が胸の下のところに来るようにさせた。その次、シャツの残りのボタンも外し、ブラジャーが露出するようにさせた。

それから私をソファに座らせて、言った。

「とてもセクシーよ。あなたの衣装を勝手に選んだこと気にしないでくれるといいけど。何を着てよいか分からないんじゃないかと思ったの」

「ええ、確かに分からなかったんです。選んでくれて喜んでいます」

トレーシーは私に腕を回し、抱き寄せた。

「服の選択が分からなかったこと、気にしなくていいのよ。そういう感覚は、知らぬ間に、自然と身につくものだから。私の場合がそうだったわ」

私たちは数秒、ねっとりとしたキスをした。するとマークが戻ってきて、腰を降ろし、ビデオのスイッチを押した。

映画の最初のシーンは、ある女の子が街を歩いているシーンだった。背が高く、細い脚、それにかなり魅力的な体つきをした女の子だった。10代後半か、20代前半の年頃で、長いブロンドの髪をポニーテイルにまとめていた。どういうわけか、私はその女の子を知っているような感じがしていた。見覚えがある感じなのだが、誰だかはっきり分からない。

その女の子はウィンドウ・ショッピングをしていたが、しばらくすると、ある靴の店に入っていった。若い男性の店員に助けられながら、2、3足、試しに履いてみる。店員は20代前半か、中頃の年齢だった。口ひげを生やし、非常に筋肉隆々とした逞しい体つきをしていた。この男性についても、どこかで見たことがありそうな印象があった。

次のシーンは、予想していたものとは違っていたが、どんな種類の映画を見ているか、私は悟っておくべきだったかもしれない。演技はそれ程、素晴らしいと言うわけでもなく、台詞もありきたりだった。だが、カメラがパンして女の子の脚の間へと上がるときまで、私はポルノ映画を見ているとは気づいていなかったのだった。

女の子はパンティを履いていなかった。カメラにも、それに店員の男性にも、無毛に剃った股間を露わに見せたのだった。女陰のショットが2秒ほどあった後、店員が、店の奥に特別の靴があるので、一緒に来てくれたら、それを試しに履いてもいいですよと言った。

店の奥に行くと、店員の男性は女の子を抱き寄せ、キスを始めた。このような場合、たいていの女性なら、悲鳴を上げ、店員から逃れようと暴れるものだ。だけど、この女の子は、店員にキスを返し、さらにはズボンのボタンを外し始めたのだった。何秒も経たないうちに、女の子は店員の男性の前にひざまずいて、フェラチオを始めていた。

セックス・シーンはそれから20分ほど続いた。まずは店員の男性がフェラでいかされ、その後、彼は女の子にクンニリングスをし、最後に、さまざまな角度から彼女にピストン運動をしていた。女の子は、ことセックスになると、まったくダレるところなく、あらゆる男性の行為にうまく合わせて行っていた。最後に店員が射精したときには、ペニスを口に咥え、最後の一滴まで飲み下していた。

そのシーンの最後になってようやく私は、女の子がトレーシーに良く似ていて、男がマークに似ていることに気づいた。もっと言えば、これは若かった頃のマークとトレーシー本人じゃないかと思った。

[2007/05/24] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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