アネットは両膝を立て、両腕で、その膝を包んだ。体育座りの格好だ。左右のかかとが、太ももの裏側についている。この姿勢になったため、僕がいるところから彼女の陰唇やあそこがはっきり見えるようになった。素晴らしい。どうしても目を吸い寄せられてしまうし、実際、僕はそこを見つめていた。すでに勃起を始めていた僕だったが、ますます、全身からペニスに血液が集結して来る。完全に勃起し、かなり大きくなっていた。水面の下、アネットの視界から見えないようにして、僕の右手が移動し、ペニスを握った。
この手は、僕のペニスのことをよく知っている。これまでも、数え切れないほど、握ってきた。当時、毎日、自慰をするようになっていた僕である。時には、一日2回したし、3回になるときもあった。回数の多寡は、主に、お母さんが家の中をうろちょろしているかどうかで変わった。お母さんは、よく、ノックをせずに僕の部屋を覗き込む習慣があったのである。これには本当に参った。
ともかく、僕の右手は上下に動き始めた。手の動きと視線の動きは連動している。視線の方はと言うと、最初はアネットの胸、次に彼女のあそこに下がって、その後、上にあがって、可愛い田舎娘の顔を見る。
当時の僕は、まだ子供で、ストリップ・クラブに入ったことなどなかった。裸の女の子といえば、雑誌のヌード写真と、その前の年にガールフレンドのマリルが、2度目のデートの時、1度だけブラウスの前を僕に開かせてくれた時しかなかった。それが今はどうだ! 美しく成長したいとこが、僕の目の前に裸で座っていて、しかも、まったく隠そうとしていないみたいなのだ。アネットは時々、視線を落として僕を見たが、大半は、体を広げて太陽の光を浴び、遠くの景色を眺めている。むしろ、そうしてくれることで、僕としては、水に浸った彼女のあそこをじっくり見る機会が得られたわけで、もちろん、僕がその機会を逃すことはない。
やがて、僕は、何度も擦らなくても、最終的にはオルガスムに至ることになる坂道を上り始めていた。このまま続けるかどうか、即刻決めなければ。というのも、もしこれをやってるのをアネットが知ったら、とてつもなく怒るだろうと知っていたから。だけど、裸の女の子の前でオナニーできるなんて、こんなチャンスはいつ巡って来るだろう? 僕は、最後まで行くことに決め、その決心どおり、水の中で射精したのである。アネットは、何事かが勃発した感じたようだ(駄洒落に聞こえたらごめん)。というのも、あの瞬間、僕は変な感じに体をブルブルさせたし、僕を中心に水面に小波が円形に広がったから。とは言え、アネットには何も見えおらず、気にしていないようだった。というか、そのはずだ、と僕は思った。