「Entertainment おもてなし」 by deirdre
私たちの結婚式の前日のことだった。私は、フィアンセのジェフの実家にいて、持ち物を整理していた。ジェフと私は、法律関係の仕事をしていて、同じ会社に勤めている。私がこの会社に入ったのは1年前。ジェフとは、一目惚れ状態で恋に落ちた。私たちは大きな結婚式は開かないけど、新婚旅行はアルバ(
参考)に決めていた。
でも、今日はジェフはここにはいない。ロジャーと一緒なのだ。ロジャーは高校のときからのジェフの親友で、私たちの結婚式での付き添い役になってくれている。彼は、今日、この町に着たばかりで、ジェフのアパートに泊まることになっていた。
荷造りの仕事を始めたとたん、玄関のチャイムが鳴った。玄関先に立っていたのが、このブロンド美人。
「ロジャーはどこ?」
身長は160センチくらいで、信じられないプロポーションをしている。波打つ長い金髪。服は、ビジネス・スーツで下はスカート。でも、堅い服装をしてても胸の大きさは隠しきれていない。靴はハイヒールだった。手提げ袋を肩にさげている。私は、何も言わず、彼女を見つめていた。
「・・・あっ、ごめんなさい。・・・で、ロジャーさんにどんな御用なのですか?」
「私、タマラと言います。ロジャーにパーティのもてなしのために雇われました。それで、場所を確認しに来たんです」
私は、多分、彼女が言っていることの意味が分かるに連れて、ショック状態に変わっていってたと思う。彼女も私の状態に気がついたようだ。
「大丈夫、私はストリッパーですから」
まるで、それですべてが片付くと言わんばかりの言い方だった。でも、多分、私がまだ慌てているのに気づいたのだろう。彼女は、続けて説明した。
「変なことは全然ありませんよ。ただのお楽しみです。ストリップをするとは言っても、最後のGストリングス(
参考)は脱がないし、これまでもたくさんの人にストリップ・オ・グラム(
参考)をしてきました。ご主人のために私を雇う奥様たちもいらっしゃるんですよ。私は、お客様と変なことをしたりは決してしませんから」