タマラのダンスの素晴らしさに、私は驚いた。体の動きが、本当に滑らか。彼女は、ダンスを始めて数秒後に、ジャケットを脱ぎ始めた。ジャケットがなくなったことで、ずっと容易に胸を突き出すことができるようになったようだった。そして、他の着衣を1アイテムずつ、脱ぎ始める。流れるように滑らかな動きだった。これを見たらジェフは、どう思うだろうと想像した。
程なくして、タマラはブラジャーとパンティだけの姿になっていた。そして、とうとう、ブラのホックを外す。彼女のような胸を私は見たことがない。多分、私は、豊胸手術で大きくしたような胸が出てくるのだろうと思っていたところがある。でも、姿を見せた胸は、とても自然だし、同時に、とても大きくて張りがあるものだった。彼女は、次に、パンティに手を掛け、降ろした。その下には、Gストリングを履いていた。
タマラは、さらにもう少しダンスを続け、自慢の肉体を私に見せた。前の姿も、後ろの姿も。そして、踊りながら、再び私に近づいてきた。私の目の前に来ると、私の顔の前に胸を突き出し、ブルブルと揺すって見せた。そのときの彼女の、誘うような笑みを浮かべた淫らな顔の表情! 彼女は、今度は、椅子に座る私の腿にまたがって、そこに座った。彼女の顔が私の顔の少し上、間近に来る。多分、タマラはジェフの腿の上に座ったら、彼の瞳を悩ましげに見つめるに違いないと思った。
そこまでして、ようやくタマラはダンスを終えた。私は、ストリップについて知ってるつもりだし、ストリッパーがどんなことをするかも知ってるつもりだ。でも、知ってることと、実際に見ることは、まったく違った。このタマラというダンサーは、とても優秀なダンサーじゃないかと思った。これなら、ジェフは大喜びするだろうとも思った。でも、その時、私の頭に浮かんだことは、別のことだった。それは、ジェフのために、「私」がこういうダンスができないかと。
タマラが着替えを終え、出て行こうとしたとき、私はふと独り言を言った。
「私も、あんな風にダンスができたらいいのに・・・」
私の言葉に、タマラは興味を持ったらしい。