クリスは自慢げだった。ペニスが独自の生命を持っているように脈動し、ヒクヒクと動いている。彼はジャネットの目が、自分のプライベートな部分に惹きつけられているのを見た。彼女の前で、ほとんど裸と言える格好で立っている。しかも彼女は僕の持ち物に興味を持っているようだ。クリスは信じられないほどの興奮が全身を駆け巡るのを感じた。
ゆっくりと手を上げ、肉茎を握った。これまで独りでいる時に何万回も行ってきたことだ。ゆっくりと手を上下に動かし始める。いつになくペニスが焼けるように熱くなっているのを感じた。何秒も経たないうちに、ペニスの先端に透明な液が粒状になって現れた。その液粒は、みるみる大きくなって、やがて、長い銀色の糸になってデスクに滴り始めた。木製のデスク面に液が落ちるのを見て、クリスが声を漏らした。
「あ・・・デスクが!」
ジャネットは何も言わずに、くるりと後ろを向き、新聞紙を手にした。それを開き、デスクの上に広げる。
・・・ああ、本当に、僕が自慰をするのを見たがっているのか! ジャネットの行動を見て、クリスは思った。
ジャネットは、まるでクリスの心の中を読んでいたようだった。
「そ、そうね・・・私は元の夫と20年間、夫婦生活を続けていたけど、一度も見たことがなかったの・・・夫が自慰をするところをね・・・だから・・・私のためにして見せて、お願い、して見せて」
ジャネットの声はかすれていたし、瞳は淫らな光で燃えていた。
クリスは手を上下に動かし続けた。視線は、デスクを挟んで向こう側に座っている美しい女性に集中させたまま。
「そう・・・そのまま・・・」
ジャネットは荒い息づかいをしていた。両手で椅子の肘掛を固く握っている。握る手が、血を失い、白くなっている。
「ちょっと手伝ってくれると助かります」
クリスは、そうは言ったが、実際は、その必要はなかった。すでに、白濁を発射したい欲求を堪えるのに必死になっていたからである。
ジャネットはクリスの顔を見た。彼の視線がどこに来ているかを見て、彼の希望を理解した。まるで夢遊病にかかっているように、すうーっと立ち上がり、白衣を脱いだ。シルクの白いブラウス姿になる。薄地の生地を通して、中のレースのブラジャーがはっきりと見えていた。
だが、ジャネットは急に、元通り、椅子に腰を降ろしてしまった。突然、脚から力が抜け、立っていられなくなったからである。
クリスは強気になっていた。わざと改まった口調で言った。
「レドモンド先生、どうしたのですか! 僕が発射するのをご覧になりたいのなら、ご自分のも僕に見せてください!」
ジャネットは、ブラウスに手をかけ、ゆっくりと上の方のボタンを外した。その間ずっと目をクリスの勃起に向けたまま。相変わらずヒクヒクと動いている。ボタンが2つ目、3つ目と外されていき、とうとうすべて外され、ブラウスの前が開いた。自分からブラウスの前を広げ、レースのブラジャーに包まれた大きな胸をクリスの前に見せた。
「ああ・・・!」
ジャネットの豊かな胸を目にし、クリスはうめき声をあげた。いまや、できるだけクライマックスの瞬間を先延ばししようと必死に堪えていた。