恐怖におののきながら、ジルは再び手を伸ばした。白く細い指で巨大な黒ペニスの胴体を握る。あまりに太く、握りきれない。
「しごいてもらおうか!」
ジルは、仕方なく言われたとおり、握った手をゆっくり動かし始めた。目の前に頭を向けている黒い肉棒。その向こうに、卑劣な男の顔が見える。ジルは嫌悪感に顔を歪ませつつも、もう一方の手も出し、両手でしごき始めた。この方法であれ、男を満足させたなら、強姦されずに済むかもしれない。
右手で根元近くを握り、その上の部分を左手で握る。それでも、その凶悪な一つ目の黒ヘビは、まだ10センチ近く握りきれずに残っている。
その先端は、ぷっくりと膨れ、早くもプレカムを吐き出していた。それが涎れとなって、ジルの細く白い指に垂れる。ぬるりとした液が指にかかり、握っている肉棒がぬらぬらと滑るのを感じ、ジルは顔をしかめた。男の下腹部から、不潔そうな匂いも漂ってくる。
だが、アーチーにとっては、ジルのような美人が不快感に顔をしかめることの方が、むしろ嬉しいことなのだ。
「へへ、さすがジル先生ほどの美人だと、苦しそうな顔も、そそられるな」
「ひどい・・・」
苦しげに眉を捩じらせ、肉棒をしごく美人教師を見下ろしながら、アーチーは笑みを浮かべるのだった。
手コキをさせて楽しむアーチーだったが、数分もさせてると射精の欲求が沸いてきて、堪えるのに精一杯になってきた。このまま出してしまうのはもったいない。もっと貶め、屈辱を味わわせて、楽しむのだ。
「・・・ようし、今度は口を使って、やれ!」
「・・・!」
ジルはショックに目を広げた。
「い、イヤ! そんなことしたことがないわ! 夫にも!」
アーチーはジルの髪の毛に指を絡めて、鷲づかみにした。首を上げさせ、自分の凶器に近づける。
「しゃぶれって言ってるんだ! いつも生徒にモノを教えてるんだろ? 先生も新しいことを学ばねばダメだろ。俺が教えてやるからよ」 アーチーはにやりと笑った。
ジルは、激しく頭を振り、拒否し続けた。だが、アーチの手に力が入り、頭が固定されてしまう。巨大な黒い肉棒が徐々に近づき、とうとう、その先端がジルの唇に触れた。ピンク色の唇に、亀頭が触れ、ぬるぬるとプレカムを擦り付ける。
ジルは、この不潔な黒い性器が自分の口に入れられると想像しただけで、うっと吐き気を感じた。男の下腹部からの動物的な匂いもますます強烈になってくる。固く目を閉じ、口を閉ざして、あくまで抵抗し続けた。
だが、いかにジルが無視しようとしても、アーチーは、それを許さなかった。鷲づかみにしている髪の毛をぐいっと引っ張り、目を開けさせる。薄目を開けたジルの目を、男はにらみつけた。
「口を開けろって言ってるんだよ、先生!」
アーチーは、かすれた声でそう言い、またも、強く髪の毛を引っ張った。ジルは、痛みから、反射的に口を開き、叫び声を上げようとした。だが、アーチーにとっては、それで充分だった。声を出すために開いた口に、すかさず、肉棒を突っ込み、一気に10センチほどを突き入れたのだった。
ジルは、それを吐き出そうと必死に頭を振り、咳き込みながらも舌で押し返したが、そんなことはまったく役立たなかった。抵抗すればするほど、逆に黒棒を口に取り込むことになり、舌を使えば使うほど、相手を喜ばすことになっていた。
その黒棒がゆっくりと前後に動き始め、出入りの動きになっていた。次第に深度が増してきて、ジルの喉奥を突き始める。
「うう・・・、うう・・・」
喉奥を突かれる不快感と、激しい屈辱感に、ジルは涙を流していた。泣き声すら、口を塞がれ、くぐもって出ない。このまま死んでしまいたい。