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ポルノ・クイーンの誕生 第4章 (4) 

みんなの着替えとメーキャップが終わると、パティは全員をリビング・ルームのセットへ連れて行った。そこには、マークと男優が2人いた。私は、最初にリーに紹介された。彼は、割と小柄のブロンドの髪の可愛い若者だった。背の高さは、私よりちょっと高いくらいで、競演するどの女の子たちよりも背は低い。身長165センチほどなので、実際はローレルと同じくらいなのだが、ローレルはハイヒールを履いているため、彼より7センチくらい高く見える。

もう一人の男優であるマックスと並ぶと、リーは小人のように見える。マックスは187センチ以上はあり、女の子たちよりも背が高い。さらに筋肉の付き具合もリーに勝る。後で分かったことだけれども、彼はリーよりも大きなペニスをしていた。

ただ、紹介された時点では、2人とも服を着ていたため、私には、2人の持ち物のことは分からなかった。リーはフェードしたデニムのジーンズを履き、ボタン・ダウンの青いシャツを着ていた。胸のポケットのところにパッチワークがされていて、ノックス・ケーブル・カンパニーと縫いこまれていた。マックスもフェードのブルージーンズを履いていて、ボタン・ダウンの白いシャツを着ていた。

マークがシーンの説明と、各自、どのような役を演じることになるかの説明を始めると、トレーシーがやってきて私の手を取り、ディレクター・チェアが並んでいるところへ引っ張った。そこに2人で腰を降ろす。

「撮影になったら、ここに座っていること。それに、カメラが回りだしたら、物音も立てないこと」

返事をしようとしたけれど、その前にマークが「静かに!」と声をかけ、シーンの撮影が始まった。

リーがドアをノックするところからシーンが始まった。ドアのノックの音に女の子3人がいっせいにドアに駆け寄る。3人の中でマリアが主導権を握っているのが分かった。というのも、マリアがドアを開ける前に、他の2人に「お行儀よくするのよ!」と命令していたから。リーは、マリアに迎え入れられると、ケーブルTVの修理に来ましたと言った。マリアはリーをテレビのところへ案内し、その後、部屋から出て行った。

リーが修理作業を始める。他の2人の女の子、つまりローレルとサミーは、まだ部屋の中にいる。やがて、2人はいちゃつきあい、キスを始めた。そして、普通の血が流れている男なら誰でもそうであるように、リーは2人のところから目を離せなくなる。ローレルたちはリーに見られているのを知ってか知らずか、キスをしながらソファへと場所を変えた。そして、互いに相手のブラウスを脱がし、胸をあらわにし、お互いの乳首を舐めたり吸ったりを始めた。

ローレルとサミーの絡みは10分くらい続いた。そしてマリアが部屋に戻ってくる。マリアは、いきなりリーに向かって叫び声をあげた。

「この男、なんて変態なの!」

そう言ってリーの顔を平手打ちする。リーはいきなり顔を叩かれ、床に転がった。そして、彼が起き上がる前に、女の子たちが3人ともいっせいに彼に飛び掛り、彼の服を剥ぎ取り始める。リーは素っ裸にされ、手錠を嵌められた。するとマリアがローレルたちに言った。

「この男を遊戯室へ連れて行くのよ!」

ここでマークが「カット!」と叫んだ。誰もがとたんに緊張をほぐすのが見て取れた。

リーが床から助け起こされ、手錠を外される。次の地下の遊戯室のセットができるまで、おおよそ1時間ほどかかった。照明の調節が行われ、女優陣を始めとしてリーにもメーキャップが施された。

再び撮影になる前に、リーは裸のまま、あん馬に縛り付けられた。女の子たちもブラウスとスカートを脱いだ。そこまで脱いでも、3人とも、まだ、本物の女の子のようにしか見えない。3人ともペニスを後ろ向きにしまいこんでいるから。マリアは、リーの前に立ち、乗馬ムチを握った。サミーとローレルは彼の後ろに立つ。

マークの合図で、また撮影が始まった。


[2007/09/26] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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