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医者 Doctor (5) 

ともかく、私はようやく、そこを出た。夫が廊下で待っていた。本当に嬉しそうな顔をしていた。私は、最初このことについて何も言わなかった。いや、最初も何も、その後も、話したわけでない。夫は、そもそも私が、今回の私の経験について会話すること自体、許さなかった。・・・夫は、何も言わず、ただ私を家に連れ帰った。そして私たちはセックスをした。私にとって、何もかも忘れてしまうような激しいセックスだった。

確かに、その後2、3日、私は呆然としていた。しょっちゅう、あのことについて考えていた。それに、あのことについて夫と話せないのも私にとってフラストレーションになっていた。もっとも、本当のことを話そうにも、恥ずかしくて、自分から切り出すことなどできなかっただろうけど。

そして、さらにその2日後、夫は再び私をあそこに連れて行ったのである。その日も、前の時とほとんど同じ経験をした。・・・この日は、待合室に行くと、2人女性がいたが、前の日にいた女の人は見なかった。その他の点では、前の時とあまり違いはない。もっとも、エスコートしてくれる2人の看護婦が違っていたことと、その看護婦がどちらもそれぞれ私に「胸の検査」を行ったことは、前とは異なっていたが。

その日の後も、私たちはあの場所に行った。そして、私たちは何度もそこに通うようになったのである。

看護婦たちは、私に別の種類の「検査」を行うようになった。私の体をマッサージする類いの検査である。私を診察台に寝かせて行うのが多く、仰向けの場合もあればうつ伏せの場合もあった。そういう時、看護婦たちは、よく私のあそこやアヌスにいろいろなものを入れてきた。ある看護婦は、仰向けさせた私に、口を開くように命じ、指先で私の唇を優しくなぞった。どうしてなのか分からなかったが、その看護婦のしたことは、私が思っていたよりもずっと私を興奮させた。

それに、その後まもなく、看護婦たちは、私をエスコートする時は常に私を全裸にし、後ろ手に両手を拘束するようになった。時には目隠しもされる。看護婦たちは、私を連れ歩く時、しばしば受け付けのところで立ち止まり、雑談をすることにしているように思えた。その間、私はただそこに立って待っていなければならない。待合室で待っている他の女性たちは、その私のことをちらちら盗み見する。目隠しをされている時などは、本当に神経がずたずたにされる思いだった。目隠しをしていても、人々の「あの視線」を感じずにはいられない。

そのうち、私たちは、そこに行かない日が三日も続くことがないほどになった。しかし、その頃、夫が1週間ほど出張で出かけなければならなくなった。私はそれまでも夫がいない時は寂しいと思っていたのだが、今回は、それに加えて、夫が出張に出かけてから間もなく、あの病室のことが頭から離れなくなってしまった。週の中ごろには、私は気が狂いそうになっていた。そして、とうとう木曜日の夜、私は一人であそこに行ったのである。

受け付けの人は少し驚いたような顔をしていた。どういう形にせよ、ご主人が来院を前もって教えておくべきだとか、あるいは、ひょっとして、ご主人が一週間、離れることになると私たちに伝えていたのかもしれないとか、そういうところにこだわっていた。ともかく、すぐに看護婦が一人現れ、私をある部屋に連れていった。そこは、私には初めての部屋だった。その看護婦も夫のことについて訊き、私は、出張に出ていると返事した。

彼女に服を脱ぐように命じられた。私はそれに従った。裸になると、彼女は、拘束具を使って、私の両手をそれぞれ左右の家具に結びつけ、私を、部屋の真ん中で腕を広げてひざまずく姿勢にさせた。そして、彼女はドレスの裾を捲り上げ、私にあそこを舐めるように命じたのである。

ひとしきり彼女を舐めると、彼女は私をそのままに部屋を出て行ってしまった。だがすぐに別の看護婦が来て、その人も私にあそこを舐めさせる。やがて私は、看護婦たちが入れ替わり私の部屋に来て、毎回、私にあそこを舐めさせているのだと悟った。それに、彼女たちは革のベルトも持ってきて、部屋に来るとときどき私をそれで鞭打ちもし始めたのだった。最後には、私は目隠しまでされていた。そのままの姿勢で何時間もひざまずかされていたと思う。そして、私は、看護婦たちの望む時に、彼女たちの望むことを、させられていた。次第に私は疲労してきたが、そのような姿勢では眠ることもできなかった。やがて、私は意識が朦朧としてきて、膝立ちの姿勢のまま、うとうとし始めた。

その頃、誰かの声が聞こえた。

「一体、これは何ですか!」

目隠しが外された。私の前には、知らない看護婦が立っていた。それに窓を見るとすでに朝になっている! その看護婦の叫び声を聞いて、受け付けの人も走って部屋に入ってきた。その受け付けの人も別の人だった。

二人の女性の前、私は朦朧とした意識を振り払うように頭を振りながら突っ立っている。二人は私が火星から来たかのような目で見ていた。

「可哀想に、レイプされたのね?」 看護婦が溜め息をついて聞いた。

「いえ・・・」 私は小さな声で答えた。

「じゃあ、あなた、誰かと何か病的な遊びをしていたというわけ?」 看護婦は嫌悪感をあらわにして言った。私は何か不快なことを口走ったに違いない。看護婦は最後に受け付けの人にこう言った。

「私は警備員を連れてきます。あなたはここにいて、彼女を見張ってて」

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