「でも、私はマリアの友達なので、彼女の手助けをしてあげただけなんです。お金をもらうつもりじゃなかったんです」
マイクは少し怒ったような顔になった。
「いいかい? 私は君たちが結婚してようが関係ないんだよ。セットで君がアレをしたら、自動的にお金は払われることになる。もし、私が払わなかったら、私は首になってしまうんだ。それは困るからね。さあ、免許証と社会保障証を出してくれ」
私は、マイクは、私にお金を支払わなければならないことになったから怒っているのだと思った。そこで、私は、免許証を手渡しながら言った。
「分かりました。もう、2度とアレはしないと約束しますから、今回だけは、見逃してください。私、もうこれ以上、マークにお金を使わせたくないんです」
だけど、マイクは私の言葉を聞いて笑い出していた。
「お嬢さん? 誰も君に怒ってる人はいないよ。マークが怒っていないのは確実だし、私も同じだよ。君は何も悪いことはしなかったし、もっと言えば、多分、私たちの助けになってくれたんだから。フラッファーの数は充分じゃなくってね。どういうわけか、役者たちは、アレをあまりしたがらないんだ」 そう言ってマイクは私のカードを受け取った。「ちょっとこれを借りるよ。君が帰るまでに返すから。コピーを取らなければならないんだ」
マイクが立ち去った後、私はマリアを探した。彼女は着替え室にいて、新鮮野菜のサラダの大皿を持っていた。
「ビュッフェのテーブルから、好きな物を取ってきて食べていいのよ」
私は、野菜とフルーツを皿に盛って着替え室に戻り、マリアの隣に座った。
「マークが私のことを怒っていないと良いんだけど。さっき、マリアにしてあげたことに対して、お金を出されてしまったの」
マリアは、くすくす笑った。
「もしマークが怒っていたとしたら、もうすでに、そうだとわかるはずよ。私にフラッファーをしてくれたことに対する謝金だったら、断らないことね。いいお金になるから。もっとも、あなたも今日はスタッフの一員となってお金をもらった以上、多分、マークは、あなたに私以外の人にもフラッファーをして欲しいと言うと思うわ。あなたが誰か他の人にアレをするのは嫌なら、マークは強制しないと思うけど」
私は、マークが他の人にもフラッファーをするよう求めたらどうしようか考えた。私にお金を出したところを見ると、多分、マークは私に期待していると思えた。でも、私は、他の人にアレができるのか分からなかった。マリアになら、いつもしてあげていることだから、容易いけど、他のキャストの人には、どうだろう?
でも、考えてみると、他の女の子たちなら、多分、同じく容易くできるように思えた。ローレルもサミーも、とても可愛いし、2人のクリトリスを舐めてあげるのは、とても楽しいだろうと思った。それに、マックスとリーも、とてもハンサムだし、優しそうに見えた。2人のを舐めてあげるのも、決して嫌な仕事とは思えなかった。結局、ランチタイムが終わる頃には、私は、マークが求めてきたら、喜んで、その仕事をしようという気持ちになっていた。