「シルクの囁き、ラベンダーの香り」 第6章
数日後、ジャネットは車をカー・ショップに置いておく必要が生じ、クリスに家まで送ってくれるよう頼んだ。あの公園でのランチの時以来、二人は一緒になれる時間がほとんどなかった。ジャネットは、相変わらず、仕事中にクリスに体をちらちら見せ続けていた。そのため、クリスは毎日、勃起でズボンの前を膨らませながら家に帰ることが続いていた。ジャネットには、彼がもうこれ以上、我慢できなくなっているのが分かっていた。そこで、車で送ってもらったら、彼を家に招き、手で彼を慰めてあげようと思っていたのだった。ジャネットは、このようなことは、初めてのことだし、ちょっと自分にとっても危険なことだとは知っていたが、どうしても自分を抑えることができないのだった。
車が家の前に着いたとき、ジャネットはクリスに、家に寄って、コーラでも飲んでいく? と訊いた。クリスが、彼女と二人っきりになる時間を欲しがっていることは、見ても明らかな様子だった。
二人でキッチンに入ると、ジャネットはクリスにコーラを出した。
「どっちかと言うと、ビールが良いなあ。僕も2ヶ月位したら、21歳になるんだよ」
「そうね、ビールくらいなら大丈夫よね」
ジャネットはそう言って、冷蔵庫からビールを二本取り出した。一本をクリスに渡し、アイランド式のカウンター(
参考)へ向かった。
クリスはシンクに寄りかかりながら、ビールを開け、ジャネットの姿を見た。うっとりと見蕩れる。
ジャネットは、スツールに座る代わりに、カウンターの上にひょいと乗った。もともと短いスカートだったが、この姿勢のため、捲れて、太ももがかなり露出していた。ジャネットは、クリスの視線が自分の露出した太ももをさまよっているのを見て、ぞくぞくとした興奮が体を走るのを感じた。前にも感じたことがある感覚だった。
「あと一ヶ月くらいで、また大学に戻ることになるんじゃない?」 ジャネットは、何気ない雰囲気で雑談を始めた。
「ええ、そうなんだ。でも、僕は、学校に戻るのを、今はあまり待ち望んでいないんだよ」 クリスはジャネットの脚を見つめたまま、溜息まじりに返事した。
「大丈夫、あなたの小さな問題を解消してくれる人がきっと見つかるから」 ジャネットは、ビールのビンでクリスのズボンの前の盛り上がりを指しながら、笑って答えた。
クリスは、カウンターへ近づき、ジャネットの露出した脚の近くのスツールに腰掛けた。クリスは、この位置からだと、彼女が少しだけ自分の方へ動いてくれたら、スカートの中を直に覗きこめるだろうと思った。彼は、カウンター・テーブルに座るジャネットを見上げた。
「もう一度、見せて」
「どうかなあ、クリス? 私たち、ちょっと行きすぎているように思うの」 ジャネットは、それを望んでいないような態度をして見せた。
「いいじゃないか。さっきも言っていたけど、僕はもうすぐ大学に戻ってしまうんだよ。だから、お願い」
ジャネットは溜息をついて見せた。
「分かったわ。でも、忘れないで、お触りはダメよ」
そう言ってジャネットはクリスの方に体を向け、脚を広げた。