ドナは、ゲイルのヒップを押さえて自分に引き寄せた。すると直立したディルドがゲイルの股間を突き、それを受けてゲイルは嬉しそうな喘ぎ声を上げ、くねくねと下半身を動かし始めた。ドナは両手を滑らせながらゲイルの背中を撫で上げ、ブラジャーのホックを掴み、外した。ゲイルのブラジャーがはらりと落ちる。ゲイルは背を反らせ、自分の胸を突き出すようにして、ドナに触らせた。
ドナは、愛しそうにゲイルの乳房を両手の指で撫で、次に手に握って揉み、親指で乳首を擦った。その刺激を受け、ゲイルの乳首はみるみる固くなっていく。ドナはお辞儀をするように頭を下げ、左右の乳首、それぞれを口に含み、舌でもてあそび、歯を立てて、軽く噛んだ。
僕は、自分の妻が女性に愛撫をしている光景を楽しみながら、その場に立ったままでいた。ズボンの前にテントができていた。ほんの2日前には、こんなことが起きるとは夢にも思っていなかったのに、妻が女性を愛するところを見るのは、これで、もう2回目なのである。
ドナは、そのままゲイルの前にひざまずき、ゲイルのストッキングを留めているホックを外した。ゆっくりと、そしてセクシーに、ゲイルのストッキングを脱がしていく。脚を左右、それぞれ、上げさせ、つま先から抜き去る。脱がせたストッキングを化粧台に放り投げると、今度はガーターベルトのホックを外し、それも脱がせて化粧台に置いた。ドナは、ゲイルの綺麗にトリムされた恥丘に頬すりし、鼻先と口を当てて、彼女の香りを吸い込んだ。次にゲイルの腰に手をあてがい、後ろ向きにさせ、お尻に顔を擦りつけた。ぷりぷりした尻肉にキスをし、後ろの谷間からも香りを吸い込む。
ドナは、立ち上がると、再びゲイルに前を向かせ、対面した。強く抱き寄せ、レザーのブラに覆われた乳房を、ゲイルの生肌の乳房に押し付けながら、ねっとりとディープ・キスをした。ゲイルは体を押されて化粧台に寄りかかりながらも、ドナに負けずとディープ・キスを返した。互いにキスを繰り返し、舌を躍らせ、絡ませあっている。まるで2人の舌が、どちらが支配者になるか戦っているようだった。ドナがつけているディルドは、ゲイルの脚の間に挟まり、ゲイルは腰を動かして、自分から自分のバギナに擦り付けていた。ようやくドナが体を離し、キスが解ける。
「ゲイル? 先にシャワーに入っていいわ。お湯を調節してくれる? すぐにビクトリアもシャワー・ルームに入れるから。そして、私も、この衣装を脱いだら、あなたたちに加わるわ」 ドナは身につけているSM衣装を指差しながら、にっこりと微笑んだ。
ゲイルが浴室に入り、ドアを閉めた。中からお湯を出す音が聞こえてくる。ドナは僕の方を向き、僕の服を脱がせ始めた。シャツとスラックスを脱がせた後、ガーター・ベルトのストッキングを留めているホックを外し、ストッキングを巻きながら足から脱がす。続いてガーター・ベルトを緩め、ピンク色のパンティと一緒に脱がせた。下半身を押さえつけていた衣装から解放され、僕はほっとした。そのことをドナにも伝える。
「あら? まだ、これを着ていないことに慣れていないの?」 そう言ってウインクするドナ。
僕は浴室の方を顔で示し、小さな声で訊いた。「本当に、大丈夫かな?」
ドナは微笑み、またも舌なめずりした。
「大丈夫どころじゃないわ! 完璧よ!」
そう言って、僕のガーターベルトなどを拾いながら、寝室へと戻っていった。