やがて私もヘレンも呼吸が落ち着いて来た。
「マリアが、あなたは素敵だって言ってたけど、本当だわ。私がして欲しいことが、全部、分かっているみたい。一日中でも、あなたと一緒にいられそう。だけど、もう行かなくちゃいけないわね」
「ヘレンも素敵だったわ。でも、そうね。行かなくちゃ。マリアが私を探していると思うから。でも、服を着る前に一つだけしたいことがあるの。これは、私が誰かと愛し合った後、いつもしていることだから」
私は、そう言って、柔らかくなった私のクリトリスを彼女の中から抜いた。
ヘレンから抜いた後、体を下方へ滑らせ、ヘレンのあそこから流れ出ているジュースを舐め始めた。いつもそうだけど、私が愛し合った人からは、量的にたくさん流れ出ていた。けれど、この日は特に量が多い感じだった。
「え、何をしてるの、ステフィー? ええ? また舐めようとしてるの? 信じられない」
このヘレンの言葉から、ヘレンの相手になった人の誰も、彼女に口で後始末の清めをした人はいなかったのだろうと分かった。私は、口を使って、もう一度、彼女をオルガスムに導き、その後、ようやく彼女の陰部から口を離した。
少し休み、ようやく、最後のオルガスムから立ち直ったヘレンが言った。
「これまで、これをしてもらったことなかったわ。とても良かった。あなた、いつもしているの?」
「いつもというわけじゃないけど、ほとんどいつも、とは言えるかも。私、あの味が好きなの。それに、愛し合った人をきれいにすることになるし」 私は、恥ずかしながら言った。
ヘレンは私にねっとりとキスし、それから、私の顔をちょっと舐めた。
「うむむ・・あなたがどうしてこの味が好きか分かったわ。あなたのは、私が出させたたいていの男たちと違って、嫌な味がしないもの。飲んであげてもいい感じ。ほとんど味がないから」
私は、ありがとうと言うかわりにキスをした。そして二人とも服を着た。
服を着て、倉庫から出て、歩いていると、ヘレンが訊いてきた。
「ねえ、もう一度、会えない? あまり、急がなくても良い時に、もう一度? あなたに、決まったボーイフレンドとかガールフレンドがいるなら話しは別だけど。マリアとは、決まった関係にあるわけじゃないのよね?」
「私とマリアは愛し合うけど、専属の関係ではないわ。他にも愛し合う人がいるけど、誰も、決まった恋人という関係じゃないの。ええ、私も是非、またあなたと会いたいわ。映画を見に行ったり、何かそういうことをしましょう?」
「いいわねえ。なんかデートの約束をしているみたい。今度の土曜日はどう?」
「トレーシーに聞いてみるけど、多分、構わないと思う。電話番号を教えて? 後で確認の電話をするから」
ヘレンはもう一度わたしにキスをし、それから二人で、みんなが待っているところに戻った。