2ntブログ



デス・バイ・ファッキング 第1章 (6) 

それから2日過ぎた。僕たちの仕事は進捗していたが、ディアドラは、僕が気が散っていることに、だんだん居心地の悪さを感じてきているようだった。実際、僕は彼女と同じ部屋にいる間ずっと勃起を続けていたのである。どうしても収まらないのだ。

火曜日と水曜日は、僕は緩めのズボンを履いていった。そうすれば、その中のことがあまり目立たなくできると思って。だが、それも無駄だった。いくらゆるいズボンを履いて行っても、目立つものは目立ってしまうからである。ずっと勃起し続け。どんなことをしても、それは変わらなかった。

正直に言うと、僕は、可能な限り機会を見つけては自慰をすることで、ディアドラの影響を和らげようとしたのである。実際、自慰をしなければいけなかったのは本当で、さもなければ、青い玉(参考)、つまり睾丸の痛みの末期症状で死んでいたことだろう。仕事に行く前にまずは自慰をし、復帰するまでいくらか時間が持つだろうと期待する。だが、ディアドラの全身が目に入った瞬間、早速、息を吹き返してしまうのだった。

僕は、人を笑わせようとして、こんな話しをしているわけではない。決して満たされることがない興奮という苦しみを味わっていたのだ。

水曜日の朝も、月曜と火曜日の繰り返しだった。しょっちゅう、気が散って、いらいらし、居心地が悪く、その結果、会社とBRMCの仲介役としての仕事が、総じて完璧にはできずにいたのである。

昼になり、ディアドラは、この建物の別の部署で働いている別のBRMCの人とランチに出かけた。僕は自分のデスクでサンドイッチを食べていた。もう死んでしまいたいと思っていた。

ディアドラがランチから帰ってきた後、再び会議室で仕事が始まった。僕は先に会議室に入って待っていた。ディアドラの圧倒的女性美の影響が及ばず、自由に行動ができる間に、いくらからでも仕事をしておこうと、ノートパソコンを前にしていた。

ディアドラは部屋に入ってきて、僕に力のない笑みを投げかけ、そしてドアを閉め、鍵をかけた。ああ、とうとう来たか、と思った。彼女は僕を叱り付けるに違いない。

ディアドラは僕を見て言った。冷たい表情ではなかった。

「アンドリュー、話しがあるの」

他の人は皆、僕のことをドリューと呼ぶ。僕のことをアンドリューと呼ぶ人はただ一人、僕の母親だけだと思う。今、ディアドラは僕をアンドリューと呼んだ。これもまた、望んでいない、気が散る要素だ。僕は気持ちが散らないよう努めた。

「何か問題でも、ディアドラ?」

「アンドリュー、あなた私と仕事をするのがイヤなの? 月曜の朝からずっと、神経の束みたいにいらいらしているじゃない。あなたの仕事仲間から、あなたが普段は落ち着いて、自信を持って仕事をする人間だと聞かされていたわ。あなたと仕事をして楽しいのだけれども、だんだん、あなたがここ以外の場所に行きたがっているように感じているのよ」

僕は素早く頭を振った。「それは違う、ディアドラ。僕も本当にあなたと一緒に働いて楽しんでいるんだ!」 ちょっと待て。少し力を入れすぎて言ったかもしれない。

彼女はまた悲しそうな笑みを見せた。


[2008/03/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する