クリスはジャネットを抱き寄せた。ジャネットの裸の胸が彼の胸板に押し付けられる。
「ダメよ」
そう言って抵抗したジャネットだったが、クリスが彼女を反転させ、岩の方を向かせても、あらがったりはしなかった。彼女の乳房は、今は、滑らかな冷たい岩に押し付けられていた。ジャネットは肩越しに振り向き、もう一度だけ、弱々しく訴えた。
「クリス、私たち、しちゃいけないのよ」
クリスはジャネットの訴えを無視し、ドレスの裾を捲り上げた。彼は、ジャネットが、今日もパンティを履いていないことを不思議に思った。自分にさよならを伝えに来た日なのだから、なおさらだった。そのクリスの目に、ジャネットがすでに愛液を出し、脚を伝って流れでているのが見えた。
クリスはジャネットに覆いかぶさり、首筋にキスをしながら、ペニスの先端を濡れきった陰唇にあてがった。
「ああ、気持ちいいよ、ジャネット」
クリスは、亀頭が膨れた陰唇の中に吸い込まれていくのを感じ、かすれた声を上げた。温かく狭い肉筒にゆっくりと吸い込まれていく感覚は、まさに天国に登る気持ちだった。クリスは、これが最後のセックスだろうと分かっていた。だから、どの瞬間もじっくり味わおうと、ゆっくり優しく動き続けた。
クリスが安定したリズムで出し入れを始め、体を擦り合わせる快感が高まってくるのを受け止めながら、ジャネットは下唇を噛んで、声を上げないようにと耐えていた。2人とも興奮していて、岩の向こう側にある小道を何人かが歩いても、気にしなかった。辺りには、2人が漏らす小さなうめき声、そして体が優しくぶつかり合う音だけが響いてた。
「ああ、クリス、私、いきそう・・・」
ジャネットはそう囁いて、彼の股間に向けて強く押し返した。。
「あああぁぁぁぁ・・・」
ジャネットは、小さな声で、長く、ゆったりとしたよがり声を上げた。同時に快感に体を小さく震わす。
クリスのペニスを包む肉襞が収縮を始め、それを受けてクリスも限界に近づいた。彼も小さな囁き声で、切羽詰った気持ちを伝えた。
「僕もいくよ、いまいくよ」
「きて、きて、きて」 ジャネットは、クリスがクライマックスに近づいているのを知り、何秒も経たない内に、再び絶頂に導かれていった。
クリスは唸り声を出すまいと、唇から血が出そうなほど固く唇を噛んだ。次の瞬間、彼のペニスは痙攣を始め、ジャネットの体内に噴射を始めた。みるみるジャネットの中は体液でいっぱいになり、収まりきれないものが、溢れ出てきた。ジャネットの膨らんだ陰唇を濡らし、クリスの睾丸を濡らしていく。