彼女の側から
指をビクトリアの美しいブロンドの髪の毛に絡ませ、彼女のグロスで輝く唇を私のラビアに引き寄せる。彼女の柔らかい舌先が私の濡れた割れ目を探る。それに合わせて腰を突き上げ快楽を貪る。
彼女はソファの脇にひざまずいている。顔を私の秘密の場所に埋めながら。ブロンドの髪の毛は、私のお腹に広がり、シルクのブラウスが彼女の胸をきつく包み、ジーンズは彼女の淫らで曲線美に溢れるお尻の輪郭を描いている。
片方の膝は立てたまま、ハイヒールのつま先をカーペットに突き立てている。もう一方の膝は床につけ、足先を後ろに、足裏を上にしている。そのヒールは天井に向かってピンと立っている。
彼女の脚の間は見えない。だけど、あの黒パンティの中で何が起きてるかは想像できる。私の陰部になされている素敵なレズビアンの口づけ。そのキスが感じられる、舌の動く様子が目に見えるよう。同時に、私は、この、私に口唇奉仕をしてくれている素敵な女性が、私の愛する夫であるということも知っている。
目を上げ、テレビの中のシーンを見てみた。3人の美しい女性が愛し合っている。そのうちの2人は、信じられないほど体を密着させた形で縛られていて、ドアの上の横棒に吊り下げられている。その2人がクライマックスに達したちょうどその時、私も頂点に達した。強烈な電流が私の頭を直撃し、爆発し、大きな滝のように、轟音を立てて崩れ、流れ落ちていくのを感じる。熱を持った水が、頭の奥から全身に怒涛となって流れ落ち、体全体から、緊張と力を洗い流していくのを感じる。
私はがっくりとソファに背をもたれさせた。ビクトリアは、素敵な舌で私のラブ・ジュースを美味しそうに舐めている。
彼女の顔を私の顔に引き寄せ、キスをした。2人の口紅をつけた唇が、互いに相手を覆いつくそうと競い合い、2人の舌が絡み合う。彼女の口が私の愛液の味がするのに気づいた私は、急に、彼女のあそこの味を味わいたくなる。
彼女を立たせ、私はその前にひざまずく。ジーンズのチャックを降ろし、ヒップの下まで引き降ろす。可愛い黒シルクのパンティがあらわになる。彼女のペニスはパンティの上に頭を出していた。そのパンティを、睾丸が出きるところまで降ろし、私はすぐに口に入れた。
彼女の香水の香り、そしてつるつるに剃ったお腹の肌の滑らかさ。手をガーターのストラップの下に滑り込ませ、両手で彼女のお尻を押さえた。頭を沈め、そして持ち上げる運動を始める。彼女の固いペニスに沿って上下に動かす。その間も、吸い込みつつも、舌で全体を舐め回る。
彼女は私の頭を掴んで、体を支えた。ヒールを履いているのでバランスを崩しそうになってるのだろう。私も彼女のお尻をしっかり押さえ、彼女を支えた。それから、右手の中指を、彼女のお尻の割れ目に沿って滑り込ませ、その奥のバラの蕾を擦る。
そこを擦る私の指に彼女が反応するのを感じる。私の指に、かすかにお尻を押し返している。頭を後ろに倒し、口を半開きにさせて、喘いでいる。
私はもっと深く吸い込み、喉の奥へと彼女を導いた。同時に指を彼女のアヌスに深く押し込む。その中の前立腺を見つけ出し、優しく擦り上げた。
彼女が震えだし、両脚を強く踏ん張るのを感じた。そして私の口の中に撃ちだすのも。私は少し引き下がり、彼女が出す愛のローションを吸い、飲んでいく。かすかに塩味がするそれを味わい、いくらか口の中に溜め込みながら、彼女が柔らかくなるまで、ゆっくり飲み下していく。
果てた彼女を床に引き降ろし、優しく、だけど、ねっとりと彼女の可愛い口にキスをした。彼女が出したジュースを彼女にも分け与える。彼女の口にそれを押しこむと、彼女は驚いたように目を見開き、私を見つめた。でも、私の舌に促されて、彼女はそれを受け入れ、飲み込んでいった。
彼女を誘うようにしてカーペットに横たわらせ、二人並んで横になった。彼女は私の腕に頭を預け、私はシルクのブラウスの上から、彼女の乳首を優しく撫でる。私の夫が、こんなにセクシーで、繊細で、女っぽく、そして素敵なセックス相手になるとは、夢にも思っていなかった。
私は、2人の愛の行為において、先導役になるのを楽しんでいたし、想像と感情の領域で、ビクトリアをさらに開発していくことにも喜びを感じていた。彼女は、わずかにしか抵抗しなかったし、予想外の従順さで私の支配になびき、調教を受け入れてくれた。夫も、私と同じくらい、この新しく見出した豊かな官能性を楽しんでいるのが見て取れる。そして、多分、この快楽を、無制御にならないようにして拡大していくためには、どんな類のことをすればよいのか、思いをめぐらしていることも。
私は、このプレーを一種の定例行事のようにはしたくなかった。そんな風にしたら、すぐに飽きてしまうのは確かだから。それに、私たちどちらにとっても品位を落とすような行為にも入り込みたくはなかった。
「ビクトリア? このプレーを続けるとして、どんなことをしてみたい?」
「横になりながら、僕も同じことを考えていた。僕たちが受け取ったEメールを読むと、公の場で女装したり、女物の服を買い物したりして興奮する男たちがたくさんいるようなんだ。僕も、外出した時、時々、恐ろしいと思ったことがあったけど、同時に危険なスリルを感じたのも事実だよ」
「私も同じようなことを考えていたわ。セックスは大好きだけど、異性装の性的魅力の追求には、セックス以上の何かがあると思うの。ショッピング旅行に出かける計画を立ててみない? この都市の遠く離れた反対側辺りで」
ビクトリアはにんまり笑った。口紅がずれてるし、髪も乱れきっている。
「この上なく同意だ。自分でも同意するのが信じられないけど。多分、僕は、正気を失ってるんだろうな。でも、君のせいで、僕は旅に出てしまったし、この旅は、どんどん引き返すのが難しくなってきている。そのショッピング、女性が同行者でもいいよね? 多分、男物を着たままで買い物に行くのは難しそうだから」
彼は私の腕に包まれながら、顔をすり寄せ、優しく私にキスをした。とても女っぽい振る舞いだったし、気持ちの篭ったキスだった。
つづく