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無垢の人質 第1章 (5) 

娘は、体を隠すことを諦め、両手を降ろした。体の脇で、両手に固くこぶしを握りしめ、怒りに満ちた鋭い眼でレオンを睨みつける。

だが、レオンの指に、胸の頂上にある、バラ色に染まった突起をつねられ、彼女は悔しそうに顔をしかめ、目を固く閉じた。レオンの手は、さらに下方へと進み、腹部を這い降りる。娘は体を震わせ、それに耐える他なかった。

レオンの手が、太ももの頂上に茂る柔らかな羊毛の中へと忍び込んだ。娘は、ハッと息を飲み、反射的に後ずさりした。レオンは、その反応を見て、笑い、娘が後退するのに合わせて、前へにじり寄った。娘の背中に壁が当たる。もう、これ以上、引き下がることはできない。

娘は、下腹部を大きな手のひらで押さえつけられるのを感じた。その圧力に、体が壁に押し付けられ、動けなくなる。同時に、もう一方の手が、震える太ももの間へと侵入してくるのを感じた。恥ずかし気にそこに潜むピンク色の唇を、レオンの指が優しくなぞり始めた。

娘を見おろすレオン。娘の頬が熱を帯び、赤みがさすのに気づく。彼は、娘のその部分を愛撫しながら、その清純な顔に浮かんでは消えるあらゆる表情を観察していた。

娘は、抗おうとして、小さな両手にこぶしを握り、堅牢な壁の如きレオンの広い胸板を押し戻そうとはするが、それも実効はない。レオンは徐々に体を近づけ、それに押されて娘は背中の壁に強く押し付けられていた。その間にも、レオンの指は、娘の唇を左右に剥き開き、中のピンク色の肉を優しく擦り始めた。

レオンの指に、その部分をほぐし続けられ、娘は弱々しい泣き声を上げた。そして、その後、間もなく、娘は、腹部の下の方で、馴染みのない感覚が生まれ、帆が開くように広がりだすのを感じた。

レオンの頭が下に傾き、彼の口が娘の口を捕らえた。キスを受け入れることを強要するように、口を強く押し付けられ、娘の頭が後ろの壁に押し付けられた。

「・・・むんん・・・」

くぐもった声を出し、仕方なくキスを受け止める。娘は、レオンの指に、その無垢の肉体をもてあそばれながら、未知の感覚の海に沈みつつあった。彼の愛撫に、自分の腰がひとりでに反りはじめるのを防ぐことができない。

レオンは、娘のこの動きを合図と取り、逞しい腕で彼女の体を、いとも軽々と抱き上げた。彼女の体を抱きかかえたまま、大きなマホガニーの机へと歩いた。

片腕で、気短そうに机の表をひと払いし、乗っていた書類を床に撒き散らし、娘の体を木のぬくもりを保った机へと仰向けにして降ろした。娘の両脚が、机の端からぶらりと垂れた。レオンは、強い意志を思わせる手つきで、垂れた娘の両脚を持ち上げ、その足裏を机の表面に乗せた。娘の足の指は、キュッと丸まり、机の端にしがみつく格好になった。

レオンの両手が、固く閉じた娘の膝の間に滑り込み、左右に押し広げた。左右の膝が机につきそうになるほど広げられるのを感じ、娘は、レオンが何をしようとしているのか、確かには分からぬものの、小さな声で訴えた。

「やめて下さい・・・」


[2008/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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