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デス・バイ・ファッキング 第1章 (13:終) 



ほとんど、ディアドラの部屋に入ってすぐに、僕は彼女を壁に押し付け、キスをしていた。まさに初めてのキスだった。初キスだからこそ、僕は愛のこもった優しいキスをしようと思っていた。ディアドラに対する僕の気持ちの深さが伝わるようなキスを。

だが、実際は、そういうキスはできなかった。自分の意思とは裏腹に、僕の舌は彼女の喉に届きそうなほど突き進んでいた。僕の体は彼女の体を壁に押し付け、僕の両手は、彼女の体を這いまわっていた。まさに彼女の体を略奪する勢いだった。服を引き千切るような勢いで脱がし始めていたが、それでも、もっと早く脱がせられないものかと苛立っていた。

夢に描いたシナリオでは、ディアドラに対する行為は、紳士的で、愛が込められ、ロマンティックなものになるはずだった。彼女の愛らしい顔を両手で優しく包み、あの甘美な唇に、心を込めたキスをする、と。だが、現実は、そのシナリオのすべてを変えてしまった。

僕はディアドラを裸にした。とうとう、彼女の美しいヌードを見る時が来たのだ。だが、実際の僕は、彼女の裸など、ほとんど、関心がなかった。僕は、服を破らんばかりの勢いで脱ぎ捨てた。脱いだ後も、服の態をなしていたのは幸いと言えた。ともかく、どうしてもディアドラとつながらなければならないという一心だった。今すぐ、彼女とつながらなければ!

二人、裸になり、彼女を引っ張ってベッドに行った。そして彼女を仰向けに寝かせる。ディアドラは、僕を迎え入れるように両腕を広げてくれた。僕は彼女を抱きしめ、耳元に甘い言葉を囁きかけたいと思っていた。彼女の体のてっぺんからつま先まで、ゆっくりと念入りに、愛撫し、探りたいと思っていた。ディアドラにとって忘れられないような経験をさせてあげたいと思っていた。本当に、僕はそうしたいと願っていた。

だが、実際の僕が行ったのは、事実上、強姦だった。僕のペニスはディアドラの中心部をすぐに見つけ出し、乱暴に押し入っていた。僕は気が狂っていた。あの美しいディアドラを犯しまくっていた。僕はケダモノになっていた。引き抜いては、突き刺すを繰り返していた。それを繰り返すたび、僕はどんどん荒々しく、激しくなっていた。

ディアドラは、ただ横たわって、僕の行為を受け止めていた。僕の行為に彼女が呆れているのが見て取れた。僕は、もっとゆっくり、もっと優しくしたかった。そうしたかったのに、できなかった。何度も何度も、繰り返し、彼女に打ち込んでいた。ハンマーで叩きのめしている感じだった。何かに駆り立てられた、自分の欲を満足させるためだけの、思いやりがまったく欠けた、彼女の体を奪うだけの行為をしていた。

僕は、初めて、つがいの絆を発見した最初のアウストラロピテクスのオスのようなものだった。男根でメスを征服し、子種を注ぎ込んで、そのメスを自分の物としてマークする。それしか頭にないオスになっていた。この女は俺のものだ! 誰にも渡さん! と魂の底から叫び続けた。

僕は、彼女の無抵抗な局部にペニスを叩き込み、この魅惑的な女性を、無慈悲に痛め続けていた。ディアドラは、最初、抵抗しようとしていた。彼女が叫んでいたのを覚えている。

「イヤ! ちょっと待って! 痛い! 痛いのよ! ああ、ダメ! やめて! ああ、ひどい! ああ! ああ!!!」

だけど、すぐに彼女は抗議するのをやめ、それからは僕が打ち込むたびに、腹の底から出すような深い唸り声を出すようになっていたと思う。それから、確かには覚えていないが、時々、甲高い叫び声を出していたようにも思う。さらに、その後は、意味のある言葉は何も言わず、ただ、声を上げ続けるだけになっていた。喉の奥から出すような、ゴロゴロとした泣き声だけに。

この状態がどのくらい続いたのか僕には分からない。僕のペニスは熱い鉄棒のように硬いままだった。僕は、ひたすらディアドラを犯し続けていた。単純なピストン運動をひたすら続け、時と共に、どんどん激しさを増し続けていた。

すると、突然、電気ショックのように僕の全身に電撃が走った。ペニスがぐっと膨らむのを感じ、次の瞬間、僕はディアドラのあそこの中に精液を噴射していた。ホースで水撒きするような勢いで、ドバッ、ドバッと、間隔を置いて何発も彼女の奥に噴射していた。射精の間、僕は大きな声で叫んでいた。ディアドラも叫んでいた。強烈な快感だったが、快感のうちでも、とても原初的、根源的な快感だった。

そして、とうとう、すべてが終わった。僕はゆっくりと意識が元に戻り始めた。僕はディアドラの上に体重を預け、覆いかぶさっていた。彼女は目を開けたまま、何も言わずに、部屋の隅のほうを見ていた。意識がぼんやりしているようだった。

突然、僕はすべてを台無しにしてしまったことを悟った。人生に一度あるかという大切な機会を与えられたのに、僕は生々しい欲情に身を委ねて、身勝手な行動をし、常識的な振る舞いを忘れてしまったのだ。

僕は非常にあわてた。彼女に何とか説明しようとした。

「ディアドラ。本当にすまない。ごめんなさい。あなたに、こんな風にするつもりは全然なかったんだ。あなたには、心を込めた、優しい愛し方をしようと夢に見ていたんだ。こんな、あなたを滅茶苦茶に犯すつもりなんか全然なかったんだよ。ごめんなさい、ディアドラ。ああ、あなたに危害を加えていないといいんだけど。大丈夫ですか? どこか痛いところとかないですか?」

ディアドラは、僕が話しかけていることに突然気がついたようだった。

「え、何? 私が大丈夫かって? もちろん、大丈夫よ。痛いところなんかないわ。そんなとこ、あるはずないじゃない?」

「ディアドラ。あんなに乱暴にしてしまってごめんなさい。あなたの気持ちを無視してしまった。今までは、僕は、ずっと、とても思いやりがあるセックスをしてきたんだけど、今夜は、何か別のものが僕に憑りついてしまったようなんだ。いつもの僕は、こんなんじゃないんだよ。ごめん。どう思っているか、話してくれないか?」

「そんな、無理よ、アンドリュー。何も思っていないわ。だって、頭の中、空っぽになってるんだもの」

ディアドラは、そう言って、笑った。

つづく


[2008/04/07] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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