「グラフ先生、ちゃんと指示に従ったようだな。これで、先生も、良い生徒になれると思うぜ。ともかく、先生が自分の生活を守りたいと思ってるらしので、俺は喜んでるぜ。加えて、先生は、ちゃんと自分で認めるべきだな。この前、俺のおかげで感じまくったことをな。で、今回は、どんな風にして、気持ちよくさせてもらえるか、興味があるんだろう? 今回は、次の通りだ。まず、ソング・パンティとストッキング、ガーターを身につけること。全部白だ。靴は白のスティレット・ハイヒール。つま先の指が見えるタイプのだ。ブラジャーはつけるな。それから、どんな服を着るかだ。何だと思う? ハラハラしてきてるんじゃねえか、グラフ先生? 服はウェディング・ドレスだよ。そう、その通り。ウェディング・ドレスだ。あんたの旦那と一緒に『誓います!』って教会で言った時に着ていた服だ。ただ、今回は、お楽しみのハネムーンは俺が授けてやる。あんたの旦那の時のようなつまんねえハネムーンじゃねえぞ。マジで燃え盛る、激しいハネムーンだ。9時になったら、リビングの明かりを消して、玄関のロックを外すこと。先生は寝室に行って、自分で目隠しをして、その上からウェディングのベールを被って、俺が来るのを待つこと。変なことがあったら、俺は早速、電話をかけまくるからな。それに、おかしなまねをして、俺が定刻通りに家に帰られなかったら、俺のパソコンが自動的に、先生の旦那や学校の管理部にメールを送り出すようにセットしておく。分かったか? じゃ、また、明日の夜に。グラフ先生」
俺は手紙をプリントアウトして、封筒に入れ、机の上に置いた。それからテレビのリモコンを取って、ビデオのボタンを押した。この前、先生を犯したときのビデオだ。特に、思う存分、犯しまくっていた時の、先生の顔の表情に注意して見た。やっぱりだ。先生の顔に、純粋に喜んでエクスタシーに悶え狂ってる表情が浮かんでいる。アクメに達するたびに、顔に引きつった笑みが浮かび、下唇を噛んでこらえていた。いくたびに手をぎゅっと握って、足の指を内側にきゅーっと反らせている。
先生とやるまで2日ほどあるので、俺はここで一発出しておくことにした。ズボンを脱いで、ちんぽをだし右手でシコシコし始める。先っちょからヌルヌルしたプレカムが出てきて、間もなく、射精ギリギリに近づくのを感じた。画面では、先生が立っていて、俺が先生のまんこを舐めているところだった。その時の先生の顔を見ながら、右手をさらに速く動かした。
先生は、下唇を噛みながら、笑顔になって感じている。足に目をやると、足指がきゅーっと内側に反っている。
それを見て俺は限界を超えた。素早くティッシュを取ったが、同時に、白濁の塊が宙に飛んでいた。その飛んだのを何とかティッシュで受け止め、その後、ちんぽに被せ、残りのスペルマを捕らえた。ちんぽがひくひく言ってる。
俺はビデオを止め、テレビを切った。素早くバスルームに行って体を流し、部屋に戻ってベッドにもぐった。朝になるのが待ち遠しいと思いつつ、いつの間にか眠っていた。
朝になり、早速、いつも通りのことを始めた。つまり、シャワーを浴び、朝食を食べ、自転車に乗って外に出ること。手紙を手に、郵便局へとペダルを漕いだ。中に入ると俺の前にずいぶん人が並んでいるのに驚いた。辛抱強く待ったが、永遠に掛かるかと思うほど時間が長く感じられた。待っている間、俺が思うことは、この土曜日の夜のことだけ。ようやく、俺の番が来て、局員に手紙を出した。あて先も俺の顔も見ずに、切手代わりのシールを張り、他の郵便物の山に放り込んでいた。
家に戻る途中、ブラッドの家に立ち寄った。ブラッドは、俺の知らない車に何か作業をしていた。
「どうだ、いいだろう!」
俺が自転車から降り、車に近づくとブラッドが言った。
「親が、俺の卒業祝いに買ってくれたんだ」 満面の笑顔で言う。
俺は、車の周りを歩きながら、圧倒されていた。シボレー・カマロ(
参考)の新型だった。黒のボディでタイヤとリムもカッコいい。ブラッドは車の中に身を乗り入れステレオをつけた。「試してみろよ」と言ってるように見えたが、音楽の音が大きくて聞き取れなかった。ブラッドはラジオの音を下げ、俺は中を覗いてみた。シートは皮とフラシ天(
参考)でできていて、実に最高のインテリア。
「ボンネットのレバーを引いてくれ」
ブラッドに言われてレバーを引いた。ボンネットが跳ね上がるのが見えた。ブラッドはボンネットを持ち上げ、俺は中を覗きこんだ。驚愕だった。驚きながらブラッドを見た。
「お前の両親が、こんな怪物エンジンを持った車を買ってくれるなんて、信じらんねえよ」
「ああ、言いたいことは分かるぜ。すげえ、クールだろ」 ブラッドは答えながら、クククと笑い出していた。「よう、これで俺たち、ナンパ車を手に入れたってことだ」 そう言って、ボンネットをバタンと閉じた。
「お前と一緒に女を引っ掛けて、ダブルデートができるわけだ」 ブラッドは、そう言いながら、シート前のボックスを開けて見せた。中にはコンドームの箱が入っていた。「早速、今度の土曜に、女を引っ掛けに行こうぜ?」
「ああ、ダメだよ」 俺は即座に断っていた。俺は、土曜の夜には、別のお楽しみがあるのだ。
「おい、何だよ? 土曜日の夜に、可愛い娘ちゃんたちを引っ掛けることより大事なことがあるわけねえじゃんか?」
「あ、いや、親父の手伝いをするため、どっかに行かなきゃならないんだ」
速攻でそう答えたが、ブラッドは不審そうな顔をしていた。
「お前の負けだな」
ブラッドは後ろにおいてあった冷蔵ボックスに手を伸ばし、俺にコーラを放り投げた。俺たちは、ブラッドの新車の中、ラジオを聴きながら、学校から解放されたことについて喋っていた。
話の話題に、例の警官のことが出てきた。ブラッドは少しおどおどした感じに変わった。そして、やにわに切り出した。
「お前、まさか、何もしてないよな?」
俺は、ブラッドに顔を向け、ヒステリックに笑い出した。
「ブラッド、お前、どうしてそんなこと考え出すんだ?」
「だってよ、お前がグラフ先生に熱を上げてるのは俺も知ってるからなあ。お前、衝動に負けて何かやったんじゃないかと思ってしまったんだよ」
(・・・こいつには本当のことを話したい・・・)とは思ったが、まだ、俺にはその心の準備ができているとは思えなかった。
「お前がそんなことを言い出すとは、俺の方が驚いたぜ」
二人で音楽を聴きながら、俺はブラッドにそう答えた。