私はヘレンを舐め始めたけれど、私が出した体液の大半が、すでに彼女の体から流れ出てしまった後だと、すぐに気づいた。だからと言って、私は舐めるのをやめることにはならない。私は彼女を格別にきれいにしようと念入りに舐め続けたし、このチャンスを使って、彼女にもう一度オルガスムを感じさせてあげた。
予想していなかったことは、ヘレンも私をきれいにし始めたことだった。私が舐め始めるとすぐに、上に乗ってるヘレンは上半身を傾け、私のクリトリスの周辺を舐め始めた。最初は、躊躇いがちに、味見をするように、2、3回、ぺろりぺろりと舐める感じだったけれど、1分もしないうちに、美味しそうに舌鼓を打ち始めた。
ヘレンのあそこがすっかりきれいになり、私の方も、多分、同じくきれいになったと思う。するとヘレンは、体の向きを元に直し、私にキスをしてくれた。彼女は顔中に私の体液をつけていたし、彼女の口の中も同じで、キスをしながら私自身の体液の味を味わった。二人とも、競うようにして互いの顔面をぺろぺろと舐めあい、きれいにしあった。それが終わると、ヘレンは、はあーっと溜息をついて私の上に覆いかぶさった。
少し経って、ヘレンが私に言った。
「思ったとおりだったわ。あなたのスペルマ、これまで私が経験したどの男性のとも違う味がするの。月曜日にもそう思ったんだけど、今日、はっきり確かめたら、やっぱりそう。あなたのって、全然、苦くないのよ。甘くて美味しいの」
「多分、私が食べているものと関係があるのかもしれない。以前と違って、最近はずっとお肉を食べていないから」
「じゃあ、その食生活を変えないでね。今の味、大好きよ」
ヘレンはちょっと間を置いて、話しを続けた。「今夜は泊まっていけるの? それとも、帰らなきゃダメ?」
「それはヘレン次第だわ。私に泊まっていって欲しい?」 私は答えを知っていたけれど、あえて訊いた。
ヘレンは私にキスをして言った。「ぜひ泊まっていって。寝るときの服、あなたに合うのを持っているか、調べてみるから。・・・あなたの、そのコルセット、とても似合っているし、きれいだけど、あなたがそれをつけたまま寝るなんて想像できないもの」
私はベッドから降りようとしながら答えた。「万が一のために、泊まる用意をしてきたの。・・・一度、服を着させて。外の車のところに行って、バッグを取ってくるから」
「私がローブを羽織って外に出た方が、簡単じゃないかしら。車のキーを貸してくれる?」
ヘレンはそう言って、ベッドから出て、ローブを手にした。
私は手提げバッグを取り、ヘレンにキーを渡した。彼女が車のところに行っている間、私はトレーシーに電話をして、今夜はヘレンのところに泊まるので、心配しないよう伝えた。トレーシーは、連絡してくれてありがとうと言い、明日、ヘレンを家に招待するようにと念を押した。