翌朝、俺は遅めに起きた。朝の一通りのことを終え、自転車に飛び乗ってブラッドの家に行った。あいつのカマロを見るためだ。だが、ブラッドの母親を見るためでもあった。ブラッドの母親は、今日は仕事がない日のはずだ。
自転車を漕ぎながら、俺はグラフ先生のことを考えていた。先週と同じように、先生のあの温かい肉穴に俺のちんぽを突っ込むのを想像する。待ち切れない。
ブラッドの家の前についたら、ブラッドばかりでなくブラッドの母親も、そこにいた。
「やあ、ブラッド!」 と言うと、ブラッドの母親も振り向いた。俺は何も考えずに、「ハイ、ステファニー」と声をかけた。
「おはよう」
彼女は、冷蔵庫から何かを出しながら、優しく返事してくれた。前屈みになっているので、ショートパンツがずり上がって、脚がよく見える。薄地のショートパンツなのか、その生地がお尻の割れ目に食い込んでいる。低いハイヒールのようなサンダルを履いているので、ふくらはぎの肉が実に美味しそうに見えた。ブラッドの母親は、ようやく冷蔵庫から何かを取り出し、向きを変えて家の中に戻っていった。
ブラッドがワックスかけの仕上げをしている間、俺はあいつの車の中に座り、ステレオを聞いていた。
「お前、本当に、明日の夜、女の子を引っ掛けに行きたくねえのか?」 ワックスをかけながらブラッドが訊いた。
「ああ。自転車じゃないので出かけるのは最高なんだが、ダメなんだ。親父に一緒に行くって約束してしまったからな」
「後になってから、俺が誘わなかったなんて言うなよな」
その日はずっとブラッドの新車の周りでぶらぶらして過ごした。やがて5時過ぎになり、家に戻らなければならない時間になった。もうじき両親が帰ってくる。残念ながら、ブラッドの母親は、あの後、全然ガレージには姿を見せなかった。俺は自転車にまたがった。
「じゃあ、俺はもう帰るわ。明日の夜は、せいぜい楽しんでくれ。楽しいことがあったら、日曜日に詳しい話しをしてくれよ」
ブラッドは笑いながら、自転車で去る俺に手を振っていた。
家に着くとすでに両親は帰宅していた。父親は俺にバーガーキングの袋を放り、「お父さんとお母さんは、今夜、外出するんだ」と言った。俺は冷蔵庫からコーラを出して、キッチンテーブルで夕食を取った。食べている時、母親が部屋から出てきたが、それを見たとき、思わずむせ返りそうになった。ミニのサン・ドレス(
参考)とハイヒール姿だったから。
「今夜はお父さんとディナーを食べて、それからダンスをしてくるわ。だから帰りを待っていなくていいわよ」
そう言い残して、二人で出て行った。
食事を終え、しばらくテレビを見ていた。時計を見たが、時間が進むのがやたら遅いと思った。気分を落ち着かせようと、自分の部屋に行ってベッドに横になった。仰向けになりながら、考える。グラフ先生は俺が指示した服を全部揃えているだろうか。先生は心の中でどんなことを思っているのだろうか。興奮しているのだろうか。警察に連絡したかもしれないと思った。俺が行ったとき、俺を捕まえるために張り込んでるかもしれない。だが、俺は確信していた。俺は決して捕まらない。
明日の夜のことについて、妄想を続けた。グラフ先生は、明日の夜を楽しみに待っているのじゃないか。目を閉じ、先生の姿を想像した。ベッドに仰向けになって、柔肉の脚を広げている。ウェディングドレスの中、あのキュートなおまんこを自分でいじっている。背中を反らし、下唇を噛んで耐え、セクシーなヒールを履いた足をキューっと反り曲げる姿。
気がつくとズボンの中、激しく勃起していた。俺は明日の夜のためにエネルギーを温存しておきたかったので、今夜は、ちんぽに触りたくなかった。必死に我慢してベッドから起き、シャワーを浴びた。そして部屋に戻り、眠ってしまおうとベッドにもぐった。
だが、明日のことを考えて興奮しきってしまい、全然、眠れなかった。そう言えば、先生は旦那に対してどんな反応をしているんだろう。完全に普通に振舞っているのか、それとも、おどおどしてるのか。
俺は、居心地の良い姿勢になるため寝返りを打った。ふと、俺はいつまでこれをやれるだろうかと思った。繰り返し、何度も脅迫し続けることができるだろうか? 先生を俺個人のセックス奴隷にすることができるだろうか? 俺をやめさせることなんかあるのか? いろんなことを考え、ますます眠られなくなってしまった。
さらに突然、別のことも頭に浮かんだ。それがひらめいた瞬間、思わず歓声を上げそうになってしまった。つまり、何かブラッドの母親の弱点を見つけて、彼女も脅迫したらということだった。そのひらめきに、俺は寝返りを繰り返して興奮したが、単なる夢に過ぎないとも分かっていた。だが、もし、何かの方法でステファニーも隷従させられたら、どうだろう? 俺は勃起を押さえ込むのに必死だった。
電気スタンドのラジオ付き時計を見たら、すっかり遅くなっているのに気づいた。何度も寝返りをしたが、寝付けない。ウェディングドレスのグラフ先生! 思うだけで気が狂いそうになる。時計を見たら午前1時。そして2時、そして3時だ。だが、やっと俺は眠りに落ちたようだ。
次の日、目が覚めたの時にはすでに午後になっていた。起きてから、グラフ先生のことを考えながら、いろいろしているうちに、両親が帰ってくる時刻になっていた。ぼんやりテレビを見ていると親たちの車がガレージに入ってきた。二人で笑ったりふざけあったりしながら家に入ってくる。