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ポルノ・クイーンの誕生 第5章 (6) 


「ヘレンに気まずい思いをさせるつもりじゃないですよね? ヘレンには、あなたが彼女に家に来るように誘ったのは、本気で言っていると話したので・・・」 私はトレーシーが誠実に誘ったと知っていつつも、念のために尋ねた。

「あなたがそんな質問をすることに、驚いているわ。ヘレンに来てもらいたくないのが本心なら、決して彼女を招待したりしません。それに、どんな理由があっても、ヘレンに気まずい思いをさせることもないから」

「ごめんなさい。本気で言っていないなんて思うべきじゃなかった」

「ま、それは気にしないで。許してあげるから。ともかく、急いで帰ってきて。あなたがいない間、すごく寂しかったんだから」

電話を切り、コーヒーを飲み終えた時、ヘレンが寝室から出てきた。女子高生の制服のようなプレイド(参考)のプリーツ・スカート(参考)を履いていた。トップは袖なしのタンク・トップで、裾が短く、彼女の平らなお腹がすっかり露出している。お化粧もしていたが、軽めのお化粧だった。ヘレンは、10代の娘のように、とても若々しく、とても魅力的に見えた。手にはビキニを持っている。

「準備ができた?」

ヘレンは深呼吸してから言った。「ええ、これでいいと思うけど。ホント、何かの冗談じゃないといいんだけど」

「誓ってもいいわ。冗談なんかじゃないから。行く時は、私の後について自分の車で行きたい? それとも、一緒に乗っていく?」 ヘレンは多分、自分の車で行きたいと思っているだろうと知りつつも、聞いてみた。

ヘレンはキーの束を取った。「自分の車でいくわ。そうすれば、何か困ったことが起きても、自分で帰れるから」

トレーシーの家までは、さほど時間が掛からなかった。ヘレンはずっと私の後について車を走らせた。ヘレンと二人で家に向かうと、トレーシーとマークが玄関のところに立っていて、私たちを待っていた。マークはスピード(参考)の水着を履き、上にローブを羽織っていた。私はマークが日光浴をするときに、そもそも何か衣類を身につけているところを見たことがなかったので、これには少し驚いた。トレーシーは黄色のストリング・ビキニ(参考)を着ていた。このビキニは何度も見たことがある。もっとも、一旦、日光浴を始めれば彼女はすぐにビキニも脱いでしまうのが普通だけど。

二人は私にハグとキスをして迎えてくれた後、注意をヘレンに向けた。

「ヘレン、来てくれてありがとう。私、前からマークに、私たち、あなたのことを何にも知らないから、もっと知り合う機会を持つべきだと言っていたのよ。あなたのおかげでマークの仕事がすごく助かっているのだし」

「招待してくれてありがとうございます。私、あまりご迷惑にならなければいいんですが」

「迷惑なんて、全然。私たち、プールで日光を浴びていたところなの。見たところ水着を持ってきたようね。着替える場所を教えるわ」

そう言って、トレーシーは、今度は私の方を見て言った。「ステフィー? あなたも水着を着て、プールサイドに出てきたらどうかしら? マリアとローレルもすでに出ているの」

私が自分の部屋に行く間に、マークもプールサイドへと歩いていった。トレーシーとヘレンはトレーシーの寝室へ向かった。

水着に着替えるために服を脱いだところでマリアがやってきた。私を両腕で抱きしめ、ねっとりとキスをしてくれた。

「昨日の夜は、ステフィーに会えなくて寂しかったわ。あなたも、そう思ってくれてたらいいんだけど」

実際、マリアがいなくて寂しいと思ったのは事実だった。彼女のクリトリスを入れてもらって、抱きしめられたいと。でも、ヘレンがその埋め合わせをしてくれたのも事実。マリアはヘレンのことに嫉妬を感じていると知っていたので、思ったことすべてを言うことはしなかった。

「私も寂しかったわ。特に、今朝、目を覚ましたときは」

マリアと一緒にシャワーを浴びるのは、いつしても、楽しい。

「知ってるわよ。あの可愛い淫乱娘が私の替わりになって埋め合わせてくれたんでしょう?」 マリアはしかめつらをして見せたが、すぐに優しい笑顔になった。「・・・なんて、ただの冗談。もうヘレンのことに焼餅を焼いていないわよ。ねえ、彼女、ベッドでは良かった?」

「私に言えることは、彼女と寝るチャンスがあったら、是非とも、してみるべきだということ。本当よ、絶対、後悔しないから」

「ああ、そんな・・・詳しいこと聞かせてよ。今すぐ聞かせて」 マリアはベッドに弾むようにして座りながら言った。

私は、少し顔が赤らんだと思う。「あの・・・彼女、上手に動きをコントロールすることができるの。だから、相手を簡単にいかせることなく、ずっとオルガスムの寸前の状態にさせ続けることができるの。すごい苦悶。でも、甘美な苦悶を味わえたわ。あの瞬間、頭が爆発したような感じになれたの」

私は、ビキニを着ながら、その後もヘレンと行ったすべてをマリアに話した。

「わーお、何だか彼女、すごいセックス・マシンのように聞こえるわ。もっと彼女に親切にならなくちゃいけないわね」

「ヘレンは、本当に良い人よ。ベッドの中のことだけじゃなくって」 

私とマリアは、おしゃべりをしながらプールへと歩いていった。

[2008/04/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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