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バースデイ・プレゼント 第10章 (1) 

「バースデイ・プレゼント」 第10章 

自分の胸につけられた、美しいピーチ色のブラジャーを愛しげに見ながら、僕は顔に血が上るのを感じた。ペニスにも同じように血が集まっている。心の中に自分の姿のイメージを焼きつけながら、背筋を伸ばし、胸を張った。今朝、決心したにもかかわらず、今はこの姿だ。女物の下着を身につけ、様々な感情の葛藤に心を揉みくちゃにされている。僕は残りの下着も、すぐに身につけてみたいと切望していた。あの滑らかな生地に体を愛撫されたい。シルクの布地を秘部にあてがわれ、それによってペニスと睾丸を優しく包まれたい。ナイロンのストッキングをガーターベルトのストラップに吊るし、つるつるのストッキングに剃毛した脚を優しく撫でられ、ふくらはぎを引き締めてもらいたい。

ドナに導かれることなしに、僕は自分から身をかがめ、テニス・シューズを脱いだ。そして、立ち上がり、ジーンズのホックを外し、滑らかな脚に沿って、ズボンを降ろし、脱いだ。ソックスを脱ぎ、さらにはBVDの下着も脱ぐ。それからピーチ色のストッキングを手に取り、優しく包装から取り出した。

ドナは、口元に笑みを浮かべながら僕のことを見ていた。僕は、ストッキングを丸め、つま先からふくらはぎ、そして太ももへと滑らすようにして履いた。勃起したペニスの先に、つるつるに滑らかな自分の脚が見える。次にピーチ色のレース地のガーターを取り、それから値札を外した。腹の前でホックを止めた後、ストッキングの留具が後ろ側にあるので、半回転させてずらした。片足をベンチの上に乗せ、体を横にひねって、ストッキングをガーターに留め、可愛いストラップを調節して、ちょうど良い長さになるようにした。そして、同じことをもう一方の脚にも繰り返す。

次に、優美なレース・パンティを取り、タグを外した。そして、滑らかな脚に沿ってゆっくりと履いていく。ナイロンに包まれた脚を下着が擦るサテンのような感触が堪らない。さらに、履いた後の、ペニスと睾丸とお尻がそれに包まれる感覚も堪らない。僕は振り返って鏡の中、この美しいアンサンブルがどのように見えるか確かめてみた。かつらも化粧もしていないのに、鏡の中には美しい女性がいて、僕を振り返り見つめていた。僕の手は、勝手に、今や痛いほどになってるペニスに向かい、優しくストロークを加えていた。そして僕自身、自分の手に合わせて腰を動かしていた。

売り子の女の子たちの声が聞こえ、この取りとめもない空想の邪魔をし、僕はゆっくりと正気に戻った。両腕を伸ばしてドナを抱き寄せ、キスをした。

「素敵だよ、ミス・ドナ!」

「私も気に入ったわ、ミス・ビッキー! これもあなたへのささやかなバースデイ・プレゼントの一部だと考えてね」

[2008/05/01] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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