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デス・バイ・ファッキング 第2章 (4) 


長年、私に言い寄った男たちはたくさんいた。皆、私の下着の中に入り込もうとした。時々、その試みに成功した男たちもいた。でも、この人は私に言い寄ることは決してなかった。いつも、礼儀正しく、敬意を持って私に接している。

だが、彼の肉体は、私が一緒にいるといつも、全身で「君とやりたい」と訴え続けていた。これには気持ちを乱された。彼は私のカラダを欲しがっている! 私は、もう3年も、セックスしていない女なのよ。これまでの人生、親密な関係になった男性は一人もいない。高校時代ですら、ステディーな相手はいなかった。そんな私なのに、ここにいる端整なルックスをした知的で優しく、そして何より情熱的な年下の男性が、私とセックスしたがっている。あまりに悩ましく、当惑させることのため、じっくり考えることすらできない。そして、程なくして、私はこのことを悟ったのだった。つまり、私自身も、彼に私のカラダを奪って欲しいと。これまでの人生で、これほど切望したことは他になかった。彼に犯されたい。

私は、神経過敏の塊になっていた。ほとんど仕事に集中できない。月曜日の夜、私は、性的欲求を「個人的に解消する」方法を行った。だが、それは私の興奮状態を鎮める効果はほとんどなかった。火曜日の夜も、もう一度、試した。何か、他のことをしなければだめだと思った。体が、火がついたように燃え盛っている。

水曜日の朝になっても、ダメな状態は変わらず、むしろ一層、ひどくなっていた。私は少し遅れて職場に着いた。アンドリューは、会議室にいて、私が来るのを待っていた。この日も、握手するため手を差し出した。これは、1日ふつか一緒に仕事をした後は、差し控えるのが普通のビジネス上の形式的な挨拶なのだが、私はどうしても、もう一度、彼の手に触れたかったのだ。アンドリューは立ち上がり、私の手を握った。この時も、彼の手は炎のように感じられた。それに、また彼が「雄々しい反応」を示すのも見た。まるで銃を撃たれたかのように、ビックリして跳ね上がっている。

この男の子は私のことを悩殺的と思ってくれているらしいと思った。でも、どうしてそんなことがありえるのだろう? 彼なら、絶対に、この会社にいるどんな女の子でも自由に選べるはずなのに。会社全体の中で、最も若い幹部。頭が切れて、セクシーで、端整な顔立ち。ここにいるどの女の子も、彼に選ばれる人になることを夢見ているに違いない。なのに、どうして私を選ぶのだろう? 私にはまったく理解できなかった。

水曜日になる頃には、私は、もしかすると私たちは何も仕事を成し遂げられないのではないかと悩み始めていた。アンドリューは私にモーションをかけるつもりはないのではないか。そもそも、私はこのプロジェクトを担当すべきではないのではないか、と。

私は、ボブ・サイモンと一緒に昼食を取った。同じBRMCから派遣された別のコンサルタントである。

[2008/05/20] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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