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Door ドア(1) 

「Door ドア」 by deirdre

私は危うく階段を上りそうだった・・・裏のポーチに通ずる階段。もし私がその階段を上ったら、2人は私の足音を耳にするのは確かだったろうし、多分、事態は違った風になっていただろう。でも、偶然にも、私が1歩目を踏み出す前に、網扉越しに2人の姿を見たのだった。そこでは、アディソン夫人が椅子に座っていて、ベスが彼女の腿の上に顔を下にして覆い被さり、横になっていたのだった。ベスは、お尻を叩かれるところだったのである!

私は物音を立てずに2人を見ていた。ベスのズボンと下着は降ろされていて、彼女のお尻が完全にあらわになっていた。お尻を叩かれるのは子供であって、私は、ベスは、それにはすでに大きくなりすぎていると思った。彼女は私より1歳だけ年下なのだ。私自身、スパンキングをされた覚えがない。少なくとも、こんな感じのは一度も。最後にお尻を叩かれたのはいつだったか、覚えていなかった。アディソン夫人は、ベスに、何のためにお尻を叩くのかなどを一方的に喋っていた。どんなことについてなのか覚えていない。夫人は、手を上げて、ベスのお尻に一気に打ち下ろした。そして、もう一度。私は銅像のように固まっていた。・・・たとえ、動きたいと思っても、動けなかっただろう。それは確かだった。夫人は、ただ、何度も何度もベスを叩き続けていた。

ようやく夫人が叩き終わったのを見て、私は静かにその場から逃げた。思ったことは、見つからずに済んで、何て運が良かったんだろうということと、アディソン夫人が何て意地悪な人なんだろうということ、そしてベスはどうしてあんなことを堪えられたのだろうということだった。多分、あのようなことは、何度も行われていることじゃないと思った。たまたま私が目撃した1回だけが、かなり激しいスパンキングだったのじゃないか。私には、そういう風に思えた。

でも、私はこの出来事についてすぐ忘れてしまった。というより、少なくとも考えなくなったと言った方が正しいかもしれない。私がだいたい17歳の頃まで。

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