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無垢の人質 第2章 (3) 

大きく逞しい黄金色に輝く肉体にのしかかれ、イサベラは身動きできない。抵抗しても望みがないとは知りつつも、両手で筋肉質の肩を突っぱね、押しのけようとする。だが、イサベラの力はレオンの豪腕には、あまりにも無力だった。

長い時間、レオンは、にらみを効かせてイサベラを見下ろし続けた。その緊張感に耐え切れず、イサベラは顔を横に向け、眼を逸らせる。

あごに指をかけられ、顔を元通り前に向かせられ、イサベラは、ごくりと唾を飲んだ。何か分からぬ物が下腹部を叩いているのを感じる。レオンはゆっくりと頭を下げ、イサベラに顔を近づけた。それにより、ただでも薄暗い明かりが、一層暗くなり、イサベラの視界を暗く閉ざした。

レオンのキスは強欲的で荒々しいものだった。舌先を尖らせ、無理やり彼女の口にねじ込ませてくる。イサベラは、口を塞がれつつも、か弱い泣き声を上げて抗った。重量感のあるレオンの体を押し返し、逃れようと、必死で腰を跳ねらせ抵抗した。だが、その動きが、かえってレオンの剛直をこの上なく甘美に擦りたてることになっていたことをイサベラは気づいていなかった。

「私を離しなさい!」

必死に頭を振ってレオンの口から逃れ、息を途切らせながら、気丈に命令した。しかし、逃れようと身をよじればよじるほどレオンを喜ばせることになっていることに、彼女はまったく気づいていない。

「ほう・・・可愛い人質の分際でわしにたて突こうとしておるのかな?」

レオンはイサベラのこめかみにキスを繰り返しながら、耳元で囁いた。そして、か細い両手首を片手で握り、彼女の頭の上へと持ち上げた。両腕を拘束され、万歳をする格好にさせられ、イサベラは眉を曇らせ眼を閉じて、顔をそむけた。

レオンのもう一方の手は重なり合う2人の体の間に割り込み、下方へと向かった。そしてイサベラの股間を我が物のように荒々しく捕らえた。親指は薄い茂みを押し付け、他の指はイサベラの秘苑全体を覆い、裏門にまで届いている。

「わしがこれからお前のここに烙印を焼き付けようとしているのを知ってのことか?」

レオンは頭を上げ、イサベラを鋭い目つきで睨みつけながら、かすれた声で言った。指を1本、イサベラの熱い隙間へと滑り込ませる。その部分はまだ充分には準備ができていない。レオンは、差し込んだ指をゆっくりと引き戻しながら言葉を続けた。

「わしはお前の脚を大きく開き、陰茎の先でお前の純潔の証を突き破るだろう。最初は痛みもあろう。だが、お前はすぐにわしを受け入れられるようになる。そして、徐々に快楽も感じ始めるのだ。さらには、わしの分身で深々と中をえぐられる感覚が堪らなく恋しく感じるようにもなるだろう」

イサベラは激しく頭を振って、レオンの言葉を否定した。

[2008/06/27] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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