ホテルに着き、すぐに私の部屋に入った。ドアを閉じると、たちまちアンドリューは私に覆いかぶさるように抱きついてきた。私の体を壁に押し付け、キスをしてくる。彼とする初めてのキスだったが、私の人生の中で最も情熱的なキスでもあった。
彼は私に夢中になってる! 私のことを奪いたがっている! 彼の手が私の体じゅうを這い回るのを感じた。破らんばかりにして私の服を脱がしていく。自分で服を脱ぐよりも、速く脱がされていく。彼の手は、わがままで、強引に私を彼自身の意思に従わせようとしている。
ベッドに連れて行かれた。私は、仰向けに倒れこんだ。欲情のせいか何か分からなかったが頭が朦朧としていた。いや、多分、これが恋愛感情かもしれない。
私はあのベッドの中心に全身を委ね、愛しい人が、乱れるのも気にせず、引き千切るようにして服を脱ぎ捨てるのを見ていた。彼の肉体に視線を向けるチャンスはほとんどなかった。裸になるとすぐに私の上にのしかかり、攻撃してきたから。前戯もなければ、優しい愛撫も、ゆっくりとしたムードの盛り上げもなかった。でも、まあ、実際この3日間、2人とも前戯をし続けていたと言えなくもなかった。私自身、部屋にたどり着くずっと前から、興奮していたし、濡れてもいたのだから。
彼の男性自身が、なおざりにされ続けた私の唇に触れ、押し開けようとするのを感じた。私のあそこに乱暴に突き刺してくる。彼の行為は、愛の行為ではなかった。略奪する行為。激しく私の体を奪う行為。いきなり私の中に入ったかと思うと、すぐに叩きつけるようにして、出し入れを始めた。
抵抗しようとした。激しすぎる。急すぎる。
「イヤ! ちょっと待って! 痛いのよ!」
彼に落ち着いてもらおうとしたが、彼は容赦なかった。でも、これほどまで激しく私のことを求めた人は誰もいなかった。まるで、私のことを自分の物だと、私のすべてを所有しようとしている感じだった。私は抵抗する力が弱くなっていくのを感じた。
「ああ、ダメ! やめて! ああ、ひどい! ああ! ああ!!!・・・」
ストロークの数が10回にもならないうちに、私は快楽に狂った状態になっていたと思う。