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誰とやったか知ってるぜ 第3章 (2) 

自転車で家に戻り、パソコンの前についた。メールをチェックしたが、まだグラフ先生から返事は来てなかった。そこで、例のウェブ・サイトに戻って、もう一度クラブのリストをチェックした。やっぱり同じ住所になっている。メモ書きしたのと照らし合わせても間違いない。俺は、ログオフし、親たちが帰ってくるまでだらだらすることにした。

テレビをつけて、「ジェリー・スプリンガー・ショー」(参考)を見はじめた。間もなく、親たちも帰ってきた。母親は、素早く着替えをして、夕食の支度を始めた。夕食を作る母親と、何の変哲もない会話をしながら、俺は食卓に皿を3枚並べ、ナイフ・フォークを揃え、冷蔵庫からビール2缶とコーラを出した。

夕食はステーキで美味しかったが、食べ終わるとすぐに俺はパソコンの前に戻りたくなった。そこで、今日は食卓の準備をしたからという理由で、食器洗いは免除してもらい、早速パソコンの前に戻った。メールをチェックするが、まだ返事が来ていない。俺は諦めて、ブラッドの家に行くことにした。キッチンの前を通り過ぎる時、ちょっとブラッドの家に行って来ると声をかけると、父親が、あまり遅くなるなよと返事した。

ちょうど日が沈みかかった頃、ブラッドの家に着いた。あいつの家の前に来たとき、ブラッドの母親の車がないのに気づく。ひょっとしてブラッドの母親は、愛人の家に寄ってくるつもりなのかと思い、心臓がドキドキ言い始めた。俺は素早くペダルをこいで、隣の通りにある、この前の家へと向かった。短時間だったが、まるで永遠のように感じられた。

だが、着いて見ると、ブラッドの母親の車はなく、がっかりだった。仕方なく向きを変えて、ブラッドの家に戻ろうとしたら、向こうからヘッドライトを照らして車が来る。道脇に寄って、やり過ごしたが、よく見ると、運転しているのはブラッドの母親じゃないか。全然俺に気づいていないようだった。俺は何気なさを装って角を曲がった。そこで止まって、ブラッドのお母さんが愛人の家の前に車を寄せるのを、興奮しながら見た。

車から降り、玄関前のポーチに歩いていく。その家の鍵を彼女が持っていて、自分で開けて入っていくのを見て、俺は心臓がドキドキした。ブラッドの母親が、こんな秘密の二重生活を送っていたとは!

俺はゆっくりと家に戻り始めたが、途中で、最高の考えを思いつき、そこからは全速力でペダルをこいで家に戻った。自転車から飛び降り、家の中に駆けて入る。キッチンには、今夜は出かけるとの両親からのメモが置いてあった。

俺は自分の部屋に駆け上がり、デジカメを探した。コンピュータを置いてあるデスクの下、床に置いたジャンク物入れの中、奥底に埋まっていた。素早くメモリーカードが空になっているのをチェックする。そいつを首にぶら下げ、俺は家を飛び出し、自転車に飛び乗った。目的地はブラッドの母親、つまりステファニがいる場所だ。ペダルをこぎながら、いろんなアイデアを考えた。自転車に乗っているというのに、勃起が始まって、どうにも収まらない。

[2008/08/22] 本家掲載済み作品 | トラックバック(-) | CM(0)

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